県産品の国内外への販路開拓に向けて、県は「農水産物・加工食品の販売促進戦略 アクションプログラム2015」を策定した。「おいしい!健康わかやまの魅力発信」「有利な販路の開拓」「がんばる地域・生産者への支援」の3本柱で取り組んでいく。
仁坂吉伸知事が13日の定例会見で発表した。本年度は特に官民の連携強化、トップブランド商品の創出、4月に始まった「機能性表示食品」制度のサポートに力を入れながら進める。
「おいしい!健康わかやまの魅力発信」は10事業。県産食材の魅力をアピールするため、好感度の高い大手企業などとタイアップして情報発信に努める。全国の消費者に高級イメージが定着するように、大都市圏の高級フルーツ店や百貨店と連携したPRなどを展開する。
「有利な販路の開拓」は国内編9事業、海外編6事業。国内編では、食品メーカーなどのニーズに応じた中間加工食品の開発から、メーカーへの提案まで、一環した支援などを実施。海外編では欧米での県産品のブランド化に向けてフランス、ベルギー、イタリアでのPR活動などを行う。「県内生産者がもうかる有利な販路開拓にチャレンジしていく」としている。
「がんばる地域・生産者への支援」は3事業。商談初心者の研修から、機能性表示などの基礎知識など、さまざまな支援メニューを用意。「売れるモノづくり」のこつを学ぶ実践形式セミナーなども行う。
各種事業内容は食品流通課ホームページ(http://www.pref.wakayama.lg.jp/prefg/071700/index.html)で紹介している。問い合わせは同課(℡073・441・2811)へ。