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候補者に望む有権者の声 和歌山市議選

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統一地方選後半戦の和歌山市議選は、激しい選挙戦に突入し、各候補者は、精力的に街宣活動や個人演説会などで支持を訴えている。有権者も、人口減少や高齢化社会に対応する福祉の充実など、各候補者に望むものは大きい。期日前投票所を訪れた有権者に「立候補者に期待することは?」との質問をぶつけた。

六十谷の建築関係自営業、松浦実さん(48)は「丸正や高島屋などの老舗デパートの撤退など、寂しく感じている。より良い市に議員の力で導いてほしい」と、まちづくりの強化を要望する。

本脇のNGO団体事務局長、白井春樹さん(66)は「平和を守るために、日本国憲法の精神を守るように、地域から国に声を届けることができる議員に頑張ってほしい」と大きな期待を寄せる。

西の元幼稚園長、坂口光子さん(72)は「介護など高齢者福祉の問題もあるが、今一番大事にしてほしいのは青少年育成。20年、30年後を見据えて取り組んでほしい」と話し、未来を見据えて候補者を選んだ。

南出島のサービス業関係自営業、刈山年春さん(72)は「中島川の氾濫など、JR線の東側もしっかりと河川整備や下水道工事を行ってもらうために、議員には働いてほしい」とインフラ整備に期待を寄せる。

杭ノ瀬の会社員、湯生裕樹さん(28)は「市内経済が不景気から抜け切れていないと感じるので、経済を活性化させてほしい」と一票に願いを込める。

その他、「きっちりした道徳のある社会にしてほしい」(73歳・主婦)、「もっと障害者が働きやすくなるように議論してほしい」(43歳・介護士男性)、「観光振興のため和歌山駅や和歌山市駅から城にかけて道をきれいにしてほしい」(62歳・主婦)などの声があった。

ミニ集会で候補の訴えに耳を傾ける有権者ら

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