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イオンモール1周年 900万人来店

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 昨春、和歌山市中にオープンした大型商業施設「イオンモール和歌山」が16日、開業1周年を迎える。初年度の来店客数は当初1000万人の目標に対して約900万人となっており、イオン広報は「高い目標数値には届かなかったが、非常に多くのお客さまにご来店いただいたと感じている」としている。13日には1周年祭「1st Anniversary」がスタートした。

 同施設は客の2~3割が電車で来店。最寄り駅の南海電鉄「和歌山大学前駅」が特急サザンの停車駅となった後、特に泉州方面からの10~20代の客が増えた。

 南海電鉄によると、オープン前の同駅の乗降人員は一日平均4000人前後。現在は7000人前後とオープン前より大幅に高い数値を維持している。

 一方で市民の間では「客の入りが少ないのでは」と不安視する声も聞かれる。イオンモール和歌山の担当者は「1~3階にまんべんなく入っていただいているので、見た目にはそう感じるかもしれない。USJの年間来場者数1000万人を考えると、上々の入りだと思っています」と話す。

 同施設は空間・環境演出の面で高く評価された。専門誌「販売革新」2月号で、平成26年度出店の商業施設としては全国総合第2位に輝き、「都市創造型ショッピングセンターとしてはソフト、ハードともに最高峰レベル」と評価された。イオン広報は「今後は当モールの良さをこれまで以上に伝え、何度でも足を運んでいただける施設を目指す」としている。
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 1周年祭は29日まで開催され、各専門店ではセールや買い物客へのプレゼントなどが行われる。

 1周年祭のロゴは市立和歌山高校(同市六十谷)に作成を依頼。山口可南子さん(2年)の作品を採用した。暖色系の円やミカン、梅で「1」を形作ったもので、山口さんは「これから2周年3周年10周年とよろしくお願いしますという意味を込めました」とコメントしている。

 14、15の両日は、屋外1階ふじとパーク(水の広場)で「和歌山物産展」、屋内1階サークルコートで「第1回パンマルシェ」を開催。物産展には県の名物や名産品が集結。紀の国わかやま国体のPRブースも設置される。パンマルシェには県内や全国各地のパン屋11店舗が出店する。

 13~24日には3階イオンホールで「和歌山『ええとこ』ギャラリー」を開催。市民らが和歌山の好きなところ、気に入っている場所などを紹介している写真250枚が展示されている。

1周年祭のビジュアルが大きく掲げられた正面入り口

1周年祭のビジュアルが大きく掲げられた正面入り口


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