和歌山電鐵貴志川線の「いちご電車」内で12日、イチゴ狩りを楽しむイベントが開かれた。
参加したのは、医療法人裕紫会中谷病院(和歌山市鳴神)の託児施設「奏保育園」と、社会福祉法人寿敬会(同市吉礼)の保育施設「愛友保育所」の1~3歳の園児17人。
1両を貸し切りにした車内にはイチゴのプランター約15鉢が並び、和歌山駅から貴志駅までの約30分間、園児たちは真っ赤に熟したイチゴを摘み取り、口いっぱいに頬張った。
奏保育園の大谷連君(3)は葉の間に隠れた大きなイチゴを見つけ、「(摘んだら)プチって鳴った。イチゴ大好き」と満面の笑顔を見せていた。
沿線の紀の川市貴志川町特産のイチゴをPRし、同線の利用を拡大するため、平成19年に3月15日を和歌山電鐵「いちごの日」に制定。毎年、同社がイベントを開いている。