子どもも大人も、障害のある人もない人も、アートで一つの「わ(輪)」になって開く展覧会「アートのわ展」が16日まで、和歌山市の県民文化会館で開かれている。
出品しているのはアトリエぽち、楽しい書道教室(吉備町)、Doi絵画教室など、県内の5つの教室に通う生徒や個人で、3歳から大人まで。
8回目の今回は「世界旅行」がテーマ。絵画や書、陶芸などの作品300点以上が会場いっぱいに展示されている。
新聞紙のコラージュやストローを使った工作など、創造性に富んだ作品がずらり。世界地図にさまざまな国の人を表現したもの、世界遺産や文化、歴史に目を向けた作品も並び、指導者の一人、岩崎奈美さんは「服装や食べ物、言葉の違う世界中のいろんな人を、イメージを膨らませて楽しく描いています」とにっこり。
訪れた、同市の絵画造形教室で指導する柏木葉子さん(55)は「よく物を見て、描き込んでいますね。画面いっぱいの表現が素晴らしいです」と笑顔で話していた。
午前10時から午後5時(最終日は3時)まで。