和歌山市関戸の濱田茂子さん(64)が自宅近くにある畑で、たった1本だけ、めでたい紅白の大根を収穫した。
濱田さん方では、約40年前から毎年1000本近く大根を収穫するが、赤くなった大根は初めてという。品種は、漬け物用として重宝される「和歌山大根」。
昨年9月下旬に種を植え、11月ごろには1本だけ土から出た部分がすでに赤かったという。濱田さんは「めでたい大根なので、大切にいただきます」とにっこり。
JAわかやま営農指導課によると、交配して出来た種には、以前の遺伝上の形質が突然現れる「先祖返り」の現象がまれにみられるという。