海南市藤白の酒造会社、中野BC(中野幸生社長)で1日、日本酒の飲み比べを楽しむ人気のイベント「にほん酒BAR」が行われ、多くの人出でにぎわった。
市の「地酒で乾杯を推進する条例」にならい、中野社長と紀の国わかやま国体・大会マスコット「きいちゃん」、来場者で鏡開きをして乾杯。ブランド銘柄の純米酒「紀伊国屋文左衛門」が振る舞われ、大いに盛り上がった。
飲み比べのブースには新米で醸造した搾りたての新酒をはじめ同銘柄や「長久」ブランドの約20種類がずらり。限定の大吟醸「紀伊国屋文左衛門」ささにごり生原酒が人気を集め、「ほっと柚子SAKE」など女性向けに考案された「日本酒カクテル」も好評だった。
来場者は好みでリクエストし、屋台のつまみ料理とともに堪能。会場は顔をほんのり赤らめた人であふれていた。和歌山市から友人たちと一緒に訪れ、鏡開きに参加した村井理菜さん(29)は「(日本酒)大好き。きょうはいっぱい…10種類は飲みたい」と笑顔を見せていた。