トランクルームやコンテナなどの収納スペースをレンタルするビジネスが全国で需要を伸ばしている。家具や荷物が増えても、外部スペースを物置代わりにして利用者が出し入れする仕組みは、都心だけでなく地方にも広がりを見せる。和歌山市にも1日、新たなレンタル収納スペースが誕生した。
オープンしたのは、レンタル収納スペース国内トップシェアを持つエリアリンク㈱(本社=東京都千代田区)の「ハローストレージ和歌山松江北」。同社の県内初出店となった。
同社は平成12年に千葉県内に1件目のレンタル収納スペース「ハローストレージ」をオープン。26年12月現在で全国23都道府県に約990物件、5万4000室を展開し、4万3000人以上が利用している。
県内初の「ハローストレージ和歌山松江北」は、大きさ1・5帖(月額6300円・税込み)~8帖(同3万1500円・同)の屋外コンテナ全27室。家財道具の収納、バイクの駐輪場、個人事業主の道具置き場などとして荷物を整理・管理できる。
同社は今後、レンタル収納スペースの競合他社が少ない県内でのシェア拡大を図ろうと、年内にさらに5物件の出店を予定している。
同社ストレージ出店本部大阪オフィス部長代理の西田隆介さん(35)は「収納スペースの提供を通じて和歌山の皆さまの生活を豊かにしていければと思っている。〝断捨離〟を実践してもうまくいかなかった人にぜひ使っていただきたい」と話している。