和歌山工業高等専門学校（御坊市、堀江振一郎校長）の創立５０周年記念講演・式典が１１月２９日、和歌山市の県民文化会館大ホールで開かれ、生徒、関係者ら約１５００人が参加。県出身のロンドン五輪体操女子日本代表、田中理恵さん（２７）が「和歌山から世界の舞台へ」と題し記念講演した。
田中さんは、スクリーンに幼い頃の写真などを映しながら、３きょうだいはいつも仲が良かったこと、けがで一時、五輪出場の夢を諦めかけたこと、父・章二さんに「常にマイペースでいろ。結果はいつか出る」と励まされたことなどを振り返った。
そして、ロッテルダム世界選手権でエレガンス賞を獲得した２０１０年を「人生が変わった年」とし、「夢、目標を持っている人は諦めないで全力を尽くして」とエールを送った。
体操人生を振り返る田中さん