障害者支援施設の利用者が制作した陶芸作品を展示・販売する「土と遊ぶ~わたくしたちの陶芸展~」(県社会福祉事業団主催)が3日まで、和歌山市友田町の近鉄百貨店和歌山店で開かれている。創造力あふれる作品が、訪れた人を楽しませている。
創作活動の一つである土遊びの中から生まれた作品の成果を披露しようと開催。「由良あかつき園」(由良町)、「南紀あけぼの園」(上富田町)、「のぞみ園」(田辺市)、「日置川みどり園」(白浜町)の4施設の作品約2000点を展示。会場には、花器や皿、動物の置き物など、細部まで作り込まれた作品が並び、来場者は個性的な作品一つひとつに足を止めて見入っていた。
「由良あかつき園」の清水儀明課長(53)は「味のある作品。作り手の思いが伝われば」と話していた。
午前10時から午後7時(最終日は5時)まで。