和歌山大学の次期学長候補者に現副学長の瀧寛和(たき・ひろかず)氏(58)が決まった。任期は平成27年4月1日から4年間。初のシステム工学部出身の学長となる。
山本健慈学長の退任に伴い、今月26日の学長選考会議で選出された。山本学長の任期は来年7月末までだが、本年度末は6年間の中期計画の切れ目に当たり、大学の運営上適当と判断した。
瀧氏は大阪府出身。大阪大学大学院基礎工学研究科(博士前期課程)修了。知識情報処理、人工知能、知的システムを専攻。三菱電機の研究員などを経て、平成10年に和大システム工学部の教授に。21年に同学部長。現在は副学長の他、システム情報学センター長、工学自然科学系長などを務めている。