和歌山市民図書館は来年度から、県内の公立図書館で初めて、雑誌カバーや雑誌架に広告を掲示する制度「雑誌スポンサー」を始める。12月1日から、スポンサーとなる市内の企業・団体を募集する。全国の中核市では、13市目の導入。
市民が支える図書館づくりを目指す取り組みの一環。雑誌購入代金をスポンサーに負担してもらうことにより、雑誌購入予算を他の書籍に充て、蔵書の充実を図る狙いもある。
広告は、雑誌の最新号カバーの表面に縦8㌢×横13㌢の大きさで貼付。雑誌の隣には、A4サイズのスポンサー広告が添えられる。
年間20万人の来館者がある市民図書館。雑誌架は、出入り口すぐ近くの“一等地”に位置することから、大きな企業PRになる可能性も秘めている。
広告デザインは自由。初年度は全115誌のうち70誌を対象にする。どの雑誌にするかはスポンサーが選択できる。負担は年間6000円~2万5000円程度。
応募資格は、市内に事業所を有するか事業活動をしている企業、商工業者、団体。個人は除く。申し込み書類は同館で配付している。
問い合わせは市民図書館雑誌担当(℡073・432・0010)へ。