65歳以上の男子アマチュアゴルファー日本一を決める、日本ゴルフ協会主催の「第21回日本ミッドシニアゴルフ選手権競技」(奈良国際ゴルフ倶楽部、10~11日)で、和歌山市相坂の丸山和美さん(67)=小倉カントリークラブ所属=が見事優勝し、日本一に輝いた。「とにかく日本の名の付くタイトルがほしかった。めちゃくちゃうれしい」と喜びを話している。
同選手権には昨年度の上位10人や、各地区で開かれる予選上位110人らが出場できる。丸山さんは、上位16人が同選手権に進める関西地区予選を突破し、出場権を初めて獲得した。
試合は2日間のラウンド(計36ホール)の総スコアで競う。首位のスコアが並んだ場合は、スコアに差が出るまでホールを回るサドンデス形式のプレーオフを行う。
丸山さんは初日の第1ラウンドを2バーディ4ボギーのスコア74で終え、4位タイ。首位と2打差でスタートした2日目は、2バーディ3ボギーの73。通算3オーバー147で昨年度準優勝の真鍋高光さん(大博多カントリー倶楽部所属)と首位タイとなり、プレーオフに入った。1ホール目、真鍋さんがカップまで1・5㍍のパーパットを外したのに対して、カップまで1㍍につけた丸山さんは慎重にカップへとボールを沈め、優勝争いを制した。
「和歌山からただ一人の選手とあって、プレッシャーもあったが普段と変わらないプレーを心掛けた」と振り返る。約30年前にゴルフを始めた丸山さんは日頃、小倉カントリーを拠点に、海南市の黒沢ハイランドなどで練習。「まさか優勝できるとは思っていなかった。ほっとしている。ゴルフは生涯、自分の生活スタイルの一部ですね」と話していた。
優勝に伴い、来年度の同選手権への出場権を獲得した。