海南市藤白の酒造会社、中野BC㈱(中野幸生社長)で27日、梅酒の新酒「梅酒ヌーボー」の蔵出しが行われた。
一般的な梅酒は梅を取り出した後、半年間熟成させるが、ヌーボーは熟成前にすぐ瓶詰めを行うため、新鮮な若々しい梅の味わいを堪能できるという。
ことし仕込んだ梅酒のタンク42基のうち、1基をヌーボーに。蔵人8人が約20万粒の梅をタンクから出し、抽出した琥珀色の新酒を瓶詰め。1本1本丁寧に手作業でラベルを貼った。梅酒の杜氏(とうじ)、山本佳昭さん(44)は「梅のエキスが濃縮し、きれのあるすっきりとした味わい」と話している。
ヌーボーは12月5日発売。720㍉㍑瓶(税込み1404円)、1・8㍑瓶(同2160円)、ヌーボーと7年熟成のビンテージ梅酒(ともに200㍉㍑)のセット(同2160円)があり、いずれも同社内売店とホームページで購入できる。セット以外は全国の酒店でも販売される。