インターネットのさまざまなサイトを活用して市内外の人たちにまちの魅力を伝えようと和歌山市が取り組んでいる。今月には、動画サイト「YouTube(ユーチューブ)」に市公式チャンネルを開設。和歌山城天守閣や紅葉渓庭園、友ヶ島などの名所を、動画約50本でインターネットユーザーにPRしている。今後は年間6本程度の動画を制作し、配信していく予定。
同サイトの強みは、誰でも気軽に無料で配信やチャンネル運用を行えること。編集作業は外注するものの、取材や撮影、チャンネル運営は市職員が行い、低投資で効果的な広報活動を狙う。他府県の例では、静岡市が同市出身の人気漫画家、さくらももこさんが作詞した「まるちゃんの静岡音頭」を、昨年4月に配信し、12万回再生(今月20日現在)されるなど、ヒットした例もある。
ユーチューブ公式チャンネルの運用を担当する広報広聴課の楠本祐一事務副主査(37)は「誰もが見やすい動画を配信することで、一人でも多くの人に市の魅力を伝えたい」と意気込んでいる。