和歌山市の尾花正啓市長は19日の定例会見で、トップダウンの迅速化などを目的とする組織再編、中央官庁などの情報収集のための東京事務所新設などを発表した。局クラスの再編は議会承認が必要となり、12月議会で条例の一部改正案が可決されれば、来年4月1日付で運用を開始する。
発表によると、組織再編では、市政情報を積極的に発信し、速やかな政策課題に対応するため、現在の総務公室を「市長公室」と「総務局」に分割して再編する他、東京に職員を常駐させ、情報収集や企業誘致などを図る。また、市長の指示を迅速かつ的確に職員に周知徹底するための取りまとめ担当「政策調整課」も新設する他、まちづくり局を「産業まちづくり局」、まちおこし部を「産業観光部」に名称変更し、都市計画部内に「都市再生課」を新設する。
尾花市長は「トップダウンのスピードをより早めていきたい」と再編への意気込みを述べた。