3度目の防衛戦を控えるボクシングのWBC女子フライ級王者の真道ゴー選手(27)=和歌山市=は4日、所属するグリーンツダジム(大阪市)で会見に臨み、12月6日にメキシコのモンテレイでの試合が決まったと発表し、勝利を誓った。
対戦相手は、WBC側が指名した同級ランキング1位のアレリー・ムシーニョ選手(25)。ムシーニョ選手は、IBF女子世界フライ級王座、WBA女子世界フライ級暫定王座を獲得している強豪。3団体目のタイトル獲得を狙う。ボクシングスタイルは、オーソドックスボクサーで身長は160㌢。常に前に出てパンチを繰り出すタフファイター。
リーチ面では、168センチの真道選手が、やや有利な状況にある。両者の戦績は、真道選手が16戦14勝(9KO)2敗、ムシーノ選手が、19戦15勝(8KO)2敗1分1無効と、頂上決戦にふさわしいほぼ互角の実力。試合は打ち合いになることが予想される。
かねてから強い相手と戦いたいと発言していた真道選手は試合に向けて「楽しみでたまらない」と、高揚感を表現。戦法については、「アウェーなので、攻めないとポイントも取れないと思うので、積極的に前に出たい」と意気込みを述べた。
会見に同席した同ジムの本石昌也会長は「女子の世界チャンピオンの中でも抜きん出ている。強い選手とならどこででもやると強い気持ちを持っているので、楽しみな試合になる」と期待した。