海南市の中野上小学校(藤田直子校長)で10月29日、オペラ鑑賞が行われ、同校と南野上小学校(山中幸也校長)の児童合わせて159人が楽しんだ。
文化庁の次代を担う子どもの文化芸術体験事業で、オペラシアターこんにゃく座(神奈川県川崎市)が来校。体育館のフロアに組んだ舞台で、ロシアのマルシャーク作の戯曲「森は生きている」を上演した。
児童は目の前で繰り広げられる迫力満点の歌劇に感激の様子。俳優のダイナミックな演技や歌声に見入り、聴き入り、物語に夢中になっていた。
児童が出演するシーンもあり、9月のワークショップを受けて手作りした「マツユキ草」を劇の本番で一斉に掲げた他、「森へ向かうソリの歌」を全員で歌い、出演者と観客が一体となったステージが繰り広げられた。