リデュース(発生抑制)・リユース(再使用)・リサイクル(再資源化)の「3R」に取り組み、功績のある個人・団体に贈る全国表彰「平成26年度3R推進功労者等表彰」(3R推進協議会主催)で、和歌山市楠見地区の老人クラブ「紀の川東洋台浜木綿(はまゆう)クラブ」(小川松男代表)が同協議会会長賞を受賞し、10月30日、市役所で尾花正啓市長への受賞の報告が行われた。
同クラブは平成22年度に市資源集団回収制度に登録し、東洋台自治会(村井芳治会長)と協力して、地区内の資源ごみの回収を実施。23年7月から、市の資源ごみ回収の日である毎週水曜日に活動しており、地区の資源ごみ回収に行政が入らない市の「資源集団回収モデル地区」となっている。24年度には、市の「わかやま市民協働大賞」を受賞した。
この日、市長室には小川代表、村井会長をはじめ、同クラブのメンバーらが出席。表彰状を見せて受賞を伝えると、尾花市長は「この運動が市内全域で行われるよう、今後ともご協力いただきたい」と述べ、活動をたたえた。
小川代表(70)は「活動の最中でも、仲間とわいわいと世間話ができて楽しい」とやりがいを語り、「まさか受賞するとは思いませんでした。他の地区でも、市資源集団回収制度に登録して活動する団体を増やしていきたいですね」と話していた。
同表彰は都道府県、政令指定都市などから推薦を受けて同協議会に応募され、ことしは全国から114件の推薦が寄せられた。