県の来年度の予算編成を前に、県商工会議所連合会(会長・片山博臣和歌山商工会議所会頭)は23日、県庁を訪れ、中小企業支援、観光客誘致、大規模自然災害を想定した危機管理体制の確立など12項目を求める要望書を仁坂吉伸知事に提出した。
観光産業の分野では、関西国際空港へのLCC(格安航空会社)の就航増加などで県内への観光客が増加していることなどを挙げ、新たな観光ルートや利便性・快適性の向上を図る環境整備など、総合的な取り組みを求めた。
危機管理体制については、幹線道路の整備、地震・津波、河川・土砂流出などによる人的災害や経済損失を最小限に抑えるための護岸工事、河川・砂防対策など防災対策の促進を訴えた。
この他、地域ごとの要望もあった。
片山会長は「地域経済の振興のため、引き続きご配慮いただきたい」と要望した。