県内で商業を学ぶ高校生らが、実際に商品企画から販売までを体験し、学習成果を広く一般に発表するイベント「商業教育フェスタ」が24日、和歌山市のぶらくり丁商店街を中心に始まった。25日も開かれる。
ことしで9回目のイベント。県高等学校長会商業部会などが主催。県内13校が参加した。商品は、企業などとタイアップした、あられ、まんじゅう、漬けもの、大福など、自慢の一品。イベントがスタートした商店街内は、通行人に商品をPRする元気な声が響き渡り、一気に活気づいた。イベントは同商店街の他、複合商業施設「フォルテワジマ」(本町)でも、関連の商業美術展などが行われている。
実行委員会の田辺泰昭委員長(35)=市立和歌山高校定時制教諭=は「この経験を生かして、社会の第一線で頑張ってほしいですね」と話していた。