読書の秋――。お薦めの本を橋渡しにいろんな人と交流するイベントが広がっている。海南市下津町下津の海南市民交流センターで11月3日、本を紹介し合って交換する「ブクブク交換」が開催される。カフェをしながらの楽しいひとときへ、誰でも気軽な参加を呼び掛けている。
下津図書館(馬場將仁館長)が主催する秋の読書週間イベント。読み終えた本を持ち寄り、誰かに薦め、読みたい本と交換する。午後2時から4時まで。
参加者がテーマの、カフェで読みたい▽お話に「本」が出てくる▽感動して誰かに読んでもらいたい――のいずれかに合った本を持参。指定のふせんにお薦めのポイントを記入する。本を並べて展示し、カフェをしながらお薦めポイントを紹介、語り合い、好きな本を選んで交換する。
参加無料で、本は1~3冊、飲み物とお菓子を持参。交換は持参した本の数だけとなる。
県内の図書館では初めての試みで、読書の輪、人の輪の広がりや来館者の増加へ向けて定着させていきたい考え。「参加すると読書の幅が広がる、人の輪が広がる、カフェしながら読書ができる、エコ、楽しすぎて笑顔になる。一冊への思いを、もったいないで終わらせないために、みんなで参加しよう」とPRしている。
全国的には、未知の分野の本を知るいい機会になるだけでなく、友達の輪が広がるとして注目。和歌山でも人気を集めそうだ。参加に興味のある人は下津図書館(℡073・492・4489)まで問い合わせを。