特殊詐欺(架空請求詐欺)の被害を防いだとして和歌山西署(小西順士署長)は22日、紀陽銀行屋形支店の行員、吉田典子さん(51)に感謝状を贈った。
事件発覚は今月6日。同支店で男性(75)からATM振り込みの操作を尋ねられた吉田さんが、振り込みの内容を聞くと「買い物をしたわけではない」などの言動に疑問を感じたことで、だまされていると気付いたという。男性は、成人向けサイトを閲覧中に、身に覚えのない料金を請求され、画面に出た番号に電話したところ、9万8000円を支払うように求められていたという。
小西署長から感謝状を受け取った吉田さんは、「今後も、お客さまから声を掛けてもらえる雰囲気づくりをして被害を防止したい」と喜んだ。