和歌山市新和歌浦、和歌浦漁港の「おっとっと広場」で19日午前11時から、漁師ならではの一品を来店者に振る舞うイベント「漁師めし」(漁師めしを食べる会主催)が4カ月ぶりに開かれる。今回は「漁師めし」に加えて、来店者が和歌浦漁港からタイ(もしくはガシラ)の稚魚を放流する催しも初めて行われる。
漁師めしは昨年11月から毎月1回開いていたが、夏季は食材が傷みやすいため開催を見合わせていた。水揚げされた魚介の中でも市場になかなか出回らないものを使用した一品が振る舞われ、漁師ならではの食べ方で新鮮な魚を味わえる。
提供できる魚介は水揚げの状況によって変わるが、刺身や、出回らない魚をすり身にし、団子にしたつみれ汁などが出品される予定。漁師めしの試食は先着200人で、当日午前10時40分から整理券を配布する。
稚魚の放流は誰でも参加でき、先着100人。整理券の配布は漁師めしと同時刻。小さいバケツで稚魚をすくい、同施設裏の漁港から放流する。同施設の澤口雄正(かつまさ)館長(50)は「4カ月ぶりの漁師めしです。初めての稚魚放流イベントもありますので、ぜひ親子連れでご来店ください」と呼び掛けている。
問い合わせは同施設(℡073・446・3305)へ。