和歌山市のIT企業「オンアンドオフ㈱」は、老人ホームやその他高齢者施設を簡単に検索できるポータルサイト「介護クラウド」を開設しました。
現状では介護施設に入所を希望する場合は役所やケアマネジャーからの紹介で入所先を決定している例が多いですが「介護クラウド」では和歌山県内をはじめ、近畿圏での同施設の空室の有無や料金などを簡単に検索できるのが特徴です。
このシステムを立ち上げたのは、和歌山出身の高校の同級生たち。東大阪市で高齢者専用住宅の施設長をしていた沖太賀社長、マーケティング営業をしていた中村竜司さん、システムエンジニアをしていた古谷有輝さんの3人。東大阪ではすでに高齢者施設が飽和状態になっており、入所するのも多くの施設を回ってから決定する場合が多いといいます。
いずれ地元の和歌山でもそうなるのではないか? と考えた沖社長の提案に2人が市場調査を行い、介護専用の検索サイトではまだ最大手といわれるような会社もないことから、中村さんと古谷さんが独立開業に賛同。それぞれ勤務する大阪の会社を退職して、今回新会社設立に至りました。
目標は年内に100件の有料登録先の獲得。長期的な目標としては一日も早く経営を安定させ、地元和歌山に少しでも貢献できるよう雇用を生み出したいと意気込んでいます。
【オンアンドオフ㈱「介護クラウド」】和歌山市紺屋町2の41▽℡073・402・7145▽http://kaigoc.net