プロバスケットボールNBLの和歌山トライアンズは11日、熊本県の八代市総合体育館で、熊本ヴォルターズとの今季開幕戦を迎える。10日午前には、コーチや選手が会場に向かうためJR和歌山駅を出発し、電車や新幹線で移動した。選手らは、いよいよ始まったシーズンに向けて、晴れやかな表情で現地に向かった。
昨季は、発足初年度ながら、リーグ準優勝と大活躍。一方で、今季は財政上の問題からフロント陣を刷新。選手も昨季の14人から10人の登録に抑えられるなど、大きな変化があった。しかし、昨季の躍進に大きく貢献した、国内トップクラスの川村卓也やマイケル・パーカーの両選手が、今季も続けてトライアンズでプレーするなど、勝利のための好材料も残っている。
監督には、米国の高校、大学、国内では千葉ジェッツのヘッドコーチを務めるなど経験豊富なエリック・ガードー氏が就任。就任から1カ月ながらも、人情味あふれる人柄から、選手とのコミュニケーションも積極的に図り、良好なチームづくりに努めるなど、チームが一つにまとまった。
ゴール下の要になるセンター陣には、208㌢のポール・ビュートラック、210㌢の大型ルーキー、ゼイン・ノールスを獲得と、補強も充実しており、活躍が期待される。
現地に到着した選手らは10日夕方と、翌午前に練習を行ってコンディションを整え、午後5時からの試合に臨む。2試合目の12日は、午後3時からティップオフ。