地震や自然災害などの救援活動に役立ててほしいと、和歌山文化協会茶道部(永岡一惠部長)は8日、「第5回チャリティー花寄(はなよせ)茶会」の収益金の一部10万円を日赤県支部に寄付した。
チャリティーは平成22年から続けており、毎年同市の善意銀行に寄付していたが、大規模な自然災害が続く中、ことし初めて同支部への寄付を決めた。
茶会は先月中旬に開き、約350人が来場。販売した茶券500円をチャリティーとして収益の一部を充てた。
この日、永岡部長の他、林和宏副部長、喜多誠一会計監事が同市吹上の県支部を訪れ、鈴木敏彦事務局長(61)に寄付金を手渡した。
永岡部長は「和歌山では3年前に紀伊半島水害もあり他人事ではない。たとえ少しでも何かのお役に立てれば」と話し、鈴木事務局長は「お志は大変ありがたい。有意義に活用させていただきます」と話していた。
寄付金は県支部の活動資金として、災害時の医療支援や救援物資の購入費などに充てられるという。