和歌山商工会議所は21日、会員事業所が開発した新商品や新サービスを報道関係者にアピールする「合同プレス発表会」を和歌山市西汀丁の同所で開いた。市内13事業所が参加し、それぞれ5分の持ち時間でプレゼンテーションし、アイデアや技術を駆使した各商品の特長や魅力を伝えた。
会員企業のビジネスチャンスの拡大につなげてもらおうと、同会議所が平成24年度から実施している取り組み。
脳リハビリのパズル ㈱アレック(同市塩屋、長洲央訓社長)は、脳のリハビリや認知症の予防に効果的という脳科学教育アプリ「モーション・ブレイン(MB)」を開発。MBは、次世代赤外線センサーを使って指先の細かな動きを捉え、体を動かしながら解く世界初のパズルで、同時に複数のことを行う際に適切に注意を配る機能「注意分割機能」に働きかける。
同社は、パズルを解いてより高いレベルに到達することで、高齢者というマイナスイメージを捨て去り、年齢を重ねるごとに脳を活性化していくという、新しい価値を創出することができるといった点を、アピールのポイントとして強調していた。
便利な携帯用トイレ 緊急携帯用トイレ「行っトイレ!」を紹介した㈱朋久(同市秋月、田原サヨ子社長)は、田原社長が校長を務める慶風高校の生徒と一緒に、「安心・安全・便利なトイレ」をコンセプトに商品開発に取り組んだことを説明。小さくて持ち運びが便利な袋の中には、腰に巻く目隠しシート、処理用袋などが入っており、30秒で簡単に和式タイプのトイレが設置できることを伝え、災害が起こった時のための防災グッズ、レジャーグッズとして使用できるとアピールした。
その他の参加事業所は次の皆さん。
㈲七瀧八壺本舗▽インセンスアラビアンナイト▽㈱つじや辻本商店▽雀けん庵▽㈲ARBL▽㈲マール(三邦丸)▽㈱おはなはん▽㈱ファイブワン▽TERRA(テラ)▽イケバン㈱▽ビジュー・ラ・コケット