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向陽、星林が3回戦へ 高校野球

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 第96回全国高校野球選手権和歌山大会は大会7日目の17日、和歌山市毛見の県営紀三井寺球場で2回戦3試合があり、第2試合で向陽が近大新宮を7―3、第3試合は星林が南部龍神を7回コールドの11―4でそれぞれ下した。

向陽 1 0 0 0 0 1 0 5 0 7
近大新宮 0 0 2 0 0 0 0 0 1 3

 〔向〕田村、山本―神藤〔近〕前田、松原、山部―嶋本▽3塁打=飯田(向)▽2塁打=小槙(向)宇井、東原(近)

 向陽は初回、1死1、3塁の好機をつくり、城佑がスクイズを決めて先制。同点で迎えた8回には、無死満塁から2者連続で押し出しの四死球、さらに単打と犠飛でこの回一挙に5点を奪った。守っては田村、山本の2投手が継投。打たせて取る投球で近大新宮打線を3点に抑えた。守備も無失策と安定。好投を続ける投手陣を支えた。

 堀内監督は「目指してきた野球ができた。次(高野山)は好投手。練習して挑みたい」と話した。


 (大会7日目第3試合)

星林 1 0 4 3 0 0 3 11
南部龍神 1 0 3 0 0 0 0 4

(7回コールド)
 〔星〕駿河―永堀〔南〕小川、中田―中村▽2塁打=野嶋、峯2(星)阪本(南)

 星林は初回、四球と犠打で1死2塁とし、野嶋の2塁打で先制に成功した。同点で迎えた3回には3つの四死球と3本の安打で4点を奪うと、4回、7回にもそれぞれ3点を加点。11安打11得点と爆発した。投げてはエース駿河が11安打を浴びながらも要所を締めて完投。5年ぶりの初戦突破に貢献した。

 大山監督は「点差以上に厳しい試合だったが、駿河がよく投げてくれた」とエースをたたえた。

初回、1死2塁から先制の2塁打を放つ野嶋(星林)

初回、1死2塁から先制の2塁打を放つ野嶋(星林)


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