賃金不払い問題などを一人で悩まず相談してほしいと和歌山クレジット・サラ金問題対策協議会(由良登信代表幹事)は13日午前10時~午後8時、「ブラック企業110番」として電話と面接で、労働問題相談を受け付ける。秘密厳守。
近年、大企業で働く労働者に対する残業代未払いや長時間労働などが取り沙汰される中、さらに厳しい環境にある県内中小企業の労働者も問題を抱えている可能性があるとして同協議会が初めて企画した。同協議会の弁護士や司法書士が相談に対応し、場合によっては、会社側への是正要求や民事提訴のアドバイスなどを行う。
相談内容は、残業代不払いや損失押し付け、罰金など「金銭搾取」▽長時間労働や過労死などの「酷使」▽セクハラやパワハラ「精神的圧迫」▽肉体的・精神的苦痛で自己退職「使い捨て」――など。
同協議会は「ブラック企業は悪質なものから、そこまでいかないが労働違反のものがたくさんあります。従業員の方の相談窓口として気軽に活用してほしい」と利用を呼び掛けている。
面接相談は、和歌山市小松原通5の15、池尻ビル2階「あざみの会」。当日の電話相談は「℡0120・609・055」「℡073・424・3280」「℡073・424・6300」(いずれもあざみの会)。