昨シーズンNBL準優勝と大活躍したプロバスケットボールチーム「和歌山トライアンズ」でプレーした選手が24日、和歌山市中の和歌山大学前駅西側広場でイベントを開き、150人のブースター(ファン)が駆け付け、交流を楽しんだ。
同イベントは、トライアンズを離れる可能性が高い中務敏宏選手(28)が中心になり「感謝の気持ちを伝えるイベントを開きたい」と実現。会場には、簡易バスケットゴールと地面にテープでラインを貼った手作りコートが設営された。残留する川村卓也選手(28)や自由契約リスト登録選手ら8人が参加。各選手がチーム対抗のシュート対決で盛り上がり、選手とブースターが同じ時間を共有する温かい雰囲気に包まれた。
参加者で、トライアンズの試合を見てファンになったという同市中之島の会社員、栖原憲志さん(47)は「久しぶりに選手に会えてうれしかったです。みんな残ってほしいけど、チームを離れる選手にも頑張ってほしい」と応援の思いを語った。
主催者の中務選手は「選手みんな感謝の言葉を伝える場所がほしかったと思います。今後も毎年1回でも交流イベントを開催したいですね」と話していた。