海南市岡田のスーパー「プライスカット海南黒江店」=写真=が7月28日に閉店する。高齢者など買い物弱者の発生が懸念されていることについて、県の藤本陽司商工観光労働部長は「海南市と共に実態の把握に努め、行政の支援が必要であるなら対策を講じていきたい」との見解を示した。19日の県議会本会議で雑賀光夫議員(共産、海南・海草)の一般質問に答えた。
雑賀議員は「大型店舗の出店・閉店は、住民との十分な話し合いがあってしかるべきでは」と質問。藤本部長は、店舗面積1000平方㍍以上は大規模小売店舗立地法に基づき、県に新設・廃止の届け出と、地元向け説明会の開催(新設時)が必要だが、同店は1000平方㍍以下で、それらの手続きは不要であることを説明した。