11日午前8時50分ごろ、和歌山市園部の住宅地で「薩摩ラーメン四天王から煙が出ている」と通行人の男性から消防に119番通報があった。火は約1時間で消し止められ、木造2階建てのうち、店舗1階のカウンターの一部と休憩室などがある2階の一部20~30平方㍍が焼けた。この火事で男性店主が両腕に軽いやけどを負った。
目撃者の話によると1階西側の調理場付近の壁から煙が出ているのが見えたという。交通量も多い場所での人気ラーメン店の火災に現場は騒然。消防の消火作業中、付近住民らが集まり心配そうに見守った。消防と警察が出火原因の特定を進めている。
同店は雑誌などに度々紹介されている評判の人気ラーメン店。近くに勤務する女性は「昼も夜もいつもいっぱいで、仕事帰りによく立ち寄っていたので残念です」と話していた。