海南市藤白の酒造会社「中野BC」(中野幸生社長)で8日、梅酒の飲み比べを楽しむイベント「梅酒BAR~梅酒を楽しむ会~」が開かれ、多くの人出でにぎわった。
会場には同社が製造する本格派の「紅南高」や果汁を加えた各種「カクテル梅酒」といった梅酒30種がずらり。試飲のブース前には列ができ、「紅南高」「完熟みかん」「ゆずとジンジャー」が人気となっていた。
梅酒以外にもノンアルコール「梅ジュレップ」、梅シロップが入った「初恋ビール」、日本酒「紀伊国屋文左衛門」が並び、好評。訪れた家族連れや友人グループらは、ほおを赤らめ、屋台販売の地元料理とともに舌鼓を打っていた。
この他、梅酒造りを統括する「梅酒杜氏」の山本佳昭さんによる梅酒の漬け込みセミナーやシンガーソングライター・中塚武さんのミニライブで盛況。同じ大学の学生9人で来ていた橋本真さん(22)は「味が濃くて風味が豊かなものが好み。きょうは10杯ぐらい飲みたい」と笑顔を見せ、乙田圭世さん(20)は「お酒は普段カクテルが多いのですが、梅酒もおいしくて好きです」と話していた。