経産省は中小企業・小規模事業者の経営に関するあらゆる相談を受け付ける窓口「よろず支援拠点」を全国に新設。県では、和歌山市本町のわかやま産業振興財団内に「和歌山県よろず支援拠点」が開かれた。総合相談機能を充実させることで県内経済の活性化を図る。
よろず相談拠点は、経営知識のあるコーディネーターを常駐させ、売上拡大や経営改善のための相談に応じるとともに、経営課題に対して適切な支援ができる支援機関・専門家によるチームを編成し、支援やアドバイスを行う。また、相談先に悩む中小企業・小規模事業者の相談内容に応じて、専門家につなぎ、ワンストップで効果的に利用する橋渡しの役割も担う。
サブコーディネーターの矢埜幸男さんは「ワンストップでさまざまな相談に対応しますので、お気軽に連絡ください」と呼び掛けている。問い合わせは同支援拠点(℡073・433・3100)。
開設を記念して、30日午後1時半から、同市湊通丁北のホテルアバローム紀の国でセミナーを開く。「よろず支援拠点」の機能説明の他、数多くの企業・経営者の診断実績を持つタナベ経営取締役の中東和男さんが「中小企業が取るべき戦略と支援機関のあるべき姿」をテーマに講演する。
対象は、県内の中小企業、小規模事業者、支援機関など。無料。定員100人。申し込み、問い合わせは同支援拠点。