1人超過の選挙戦が繰り広げられている海南市議選は27日の投開票へ向けて23日が中日。有権者の関心が高まりきらず票が読みにくい状況の中、日増しにヒートアップする23候補の戦いは安全圏とみられる1000票の突破へ折り返しを迎える。
前回は定数22に対して現職18人、元職2人、新人5人の計25人が立候補し、トップが2300票台を獲得。以下1600票台2人、1500票台1人、1400票台3人、1300票台3人、1200票台1人、1100票台3人、1000票台7人、最下位が957票で、700票台の2人、300票台の1人が涙をのんだ。
前回と比べて今回は有権者数が4万7413人から4万6118人(19日現在)に約1300人減少しているが、候補者が3人から1人超過に2人少なくなっており、安全圏は変わらず1000票との見方が大半。現職陣営は「前回票の確保、上乗せ」、新人候補は「1票でも多く」と4けたの得票を一定の目標に熱い戦いを演じている。
前半戦は各陣営とも街宣活動を中心に運動を展開。候補者自らがマイクを握っての演説、選挙カーを降りての握手によるスキンシップ作戦他、徒歩で回ったりと一層の支持拡大へ躍起になっている。
期日前投票 初日の21日は市民会館と下津行政局を合わせて382人が済ませた。22年の前回(定数22―候補25)は313人。制度の周知で増加したとみられている。