端午の節句を前に、子どもたちの成長と健康を願って和歌山城天守閣へのこいのぼりの掲揚が22日に行われ、ことしは城北保育所(浦野美惠所長)の年長児31人が参加した。
天守閣では「おもてなし忍者」が園児をお出迎え。園児は中庭のポール(高さ14㍍)の前に並び、忍者や先生に励まされながら「よいしょ! よいしょ!」と声を合わせて綱を引き、こいのぼりを揚げた。長さ7㍍の吹き流しとまごい、6㍍のひごい、5㍍のこごいが大空を泳ぎ出すと、園児は歓声を上げて見上げ、童謡『こいのぼり』を元気に歌った。
坂口佳穂ちゃん(5)は「こいのぼり初めて揚げた。かわいかった」、和佐祐弥君(5)は「黒のこいのぼりがかっこいい。揚げるの楽しかった」と笑顔で話していた。
こいのぼりの掲揚は昭和45年から実施しており、5月5日まで続けられる。