第86回選抜高校野球大会は大会4日目の24日、1回戦3試合があり、第3試合で智弁が明徳義塾に延長15回の激闘の末、2―3のサヨナラ負けを喫した。智弁は同点で迎えた延長12回に山本の右本塁打で勝ち越したが、その裏に同点とされると、15回には暴投で本塁生還を許し、初戦で涙をのんだ。
智弁 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 2 |
明徳義塾 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1x | 3x |
(延長15回)
〔智〕齋藤、東妻―長〔明〕岸―水野▽本塁打=山本(智)2塁打=片山、西山(智)森(明)
大会屈指の好カードは両校一歩も譲らない接戦となった。智弁は2回、相手投手の暴投で先制に成功したが、5回に失策から危機を招き、同点の適時打を浴びた。
試合は同点のまま今大会2回目となる延長戦へ突入。12回には山本の本塁打でリードを奪ったが、直後にスクイズで同点とされた。引き分け再試合目前の15回裏には、1死満塁から暴投で決勝点を許した。
投げては先発・齋藤が11回途中まで明徳の強力打線を6安打2失点に抑える好投。試合を組み立て、明徳の岸と投げ合った。