和歌山大学(山本健慈学長)の卒業式が25日、和歌山市民会館で行われ、学部生や大学院生ら1159人が学舎を巣立ち、新たな一歩を踏み出した。
門出を祝福するように快晴で迎えたこの日、会館前広場には、早くから多くの卒業生らが集まり、記念撮影や友人らと祝福し合うなど喜びを分かち合っていた。厳かに進んだ式では、山本学長や同窓会の萩平勲会長があいさつし、困難にも自ら立ち向かう人に成長してほしい、などのメッセージを卒業生らに送った。
4月から県内で中学校体育教諭として勤務するという大学院教育学研究科の西脇公孝さん(24)は、「学生生活は、夢を見つけて旅立つための土台づくりになりました。学校現場では、信頼される教師を目指し、全身全霊を懸けて教育活動にぶつかります」と話していた。