16日のオープンを間近に控えたイオンモール和歌山(和歌山市中)で5日、和歌山市消防局と同店従業員らによる避難訓練があった。
地震発生に伴い、3階飲食店から出火したと想定。訓練が開始されると、店内外に「キュイーン、キュイーン」と非常事態を知らせる警報が鳴り響き、関係者約500人が店外の立体駐車場に徒歩で避難した。
消防隊員らは、避難者の中から負傷者がいないかの捜索や、重傷や軽傷などに負傷者を分けるトリアージなどを行い、有事に備えて救助行動を確認した。参加した雑貨販売店の千葉亮さん(23)は「店舗が大きいので、大勢がスムーズに進めるように、落ち着いた行動が必要と感じました」と話していた。