和歌山市新和歌浦の和歌浦漁港内空き店舗敷地で1月29日に発見された男性遺体について和歌山西署は30日、遺体の身元が市内の介護施設に入所していた男性(83)と判明したと発表した。
同署によると、司法解剖などの結果、推定死亡日は、昨年11月中旬ごろ。死因は転落による外傷性ショックで、肋骨(ろっこつ)と骨盤などが骨折していたという。
男性は、単身で施設に入所していたが、昨年11月15日に行方不明に。翌日に施設側から捜索願いが提出されていた。
空き店舗と道路の間には、地面から3㍍の高さに木製の庇(ひさし)が設置されており、破損していることから、何らかの原因で庇から落下し、地面にたたき付けられたとみられている。