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記念大会で功労者表彰 花を愛する県民の集い

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和歌山県花を愛する県民の集い(二階俊博会長)の40周年記念大会が7日、和歌山市手平の和歌山ビッグ愛で開かれ、功労者や第24回県花いっぱいコンクール入賞者の表彰などが行われた。表彰されたのは次の皆さん。

【2020年度「県花を愛する県民の集い」功労者感謝状】
山東まちづくり会(和歌山市)▽地域おもてなしフラワー団体(紀の川市)▽山浦栄次(橋本市)▽上野フラワーズ(御坊市)▽美浜町更生保護女性会▽八幡町町内会(田辺市)

【第24回県花いっぱいコンクール・学校の部】

〈最優秀賞〉田辺市立芳養小

〈優秀賞〉みなべ町立高城小▽海南市立巽小

〈優良賞〉明洋中学校育友会(田辺市)▽白浜町立南白浜小▽白浜町立北富田小▽古座川町立高池小

【同・職場・地域の部】

〈最優秀賞〉花のまちIWADE(岩出市)

〈優秀賞〉神子浜町内会(田辺市)▽下里とも子ガーデン(那智勝浦町)

〈優良賞〉上屋敷町内会(田辺市)▽古尾花の会(同)▽Gれんげ草(白浜町)

〈特別賞〉下村花の会(田辺市)

【同・家庭の部】

〈最優秀賞〉森千明(上富田町)

〈優秀賞〉堀富美子(同)▽佐々木裕哲(有田川町)▽前久保恭子(上富田町)

〈優良賞〉植村悦子(和歌山市)▽山本和代(同)▽HAIR’S―GORO(田辺市)▽出羽日出代(同)

【2020年度県花いっぱい運動推進功労者感謝状】

仁平寺護持世話人会(有田市)▽滝原楽老会(広川町)▽一般社団法人県建築士会田辺支部(田辺市)


女性への暴力根絶へ パープル・ライトアップ

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内閣府などが主唱する「女性に対する暴力をなくす運動」(12~25日)の期間中、和歌山市は市堀川に架かる三つの橋を紫色にライトアップしている。点灯時間は午後5~11時。

女性に対する暴力根絶のシンボルであるパープルリボンの活用や啓発など、さまざまな取り組みを実施する一環。

全国各地でランドマークとなる施設や建物を紫色の光で照らす「パープル・ライトアップ」が行われており、市堀川では京橋、中橋、寄合橋の一部が対象となっている。

ライトアップについて市男女共生推進課は「女性に対するあらゆる暴力の根絶を広く呼び掛け、被害者に対して『一人で悩まずに、まずは相談してください』というメッセージが込められています」と話している。

 

紫色の光に包まれた中橋

功績たたえ16人に 20年度和歌山市教育功労者

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学校教育や社会教育、教育行政に顕著な貢献をした人に和歌山市教育委員会が贈る「市教育功労者表彰」の2020年度受賞者16人が決まり、市役所で表彰式が行われた。

同表彰は1966年度に開始。20年度の受賞者は学校教育分野9人と社会教育分野6人、教育行政分野1人で、これまでの受賞者は累計999人となった。

今回の受賞者は次の皆さん。

【学校教育】柏野貴之(61)前吹上小学校長▽加藤正彦(60)前東中学校長▽勝本泰弘(60)前市立和歌山高校長▽西谷博(69)学校内科医▽田村学(64)学校眼科医▽松本英樹(64)同▽穴原伸晃(56)学校歯科医▽小浦香乃(62)学校薬剤師▽中屋裕美子(42)同

【社会教育】藤井勝(76)山口地区公民館元館長▽畑口道夫(74)名草地区公民館長▽宮井旬子(70)砂山婦人会長▽嶋津恵津子(75)中之島婦人会長▽藤田弘治(58)ボーイスカウト和歌山地区コミッショナー▽米田文孝(67)市文化財保護審議会副会長

【教育行政】中北晴美(60)前市教育委員会学校教育部長

 

晴れの受賞者の皆さん(和歌山市教委提供)

持続化給付金を不正受給 海南で県内初の逮捕

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新型コロナウイルスの影響で収入が減少した個人事業者を支援する国の持続化給付金をだまし取ったとして、海南署は12日、海南市野上新のアルバイト、海部裕介容疑者(28)を詐欺容疑で逮捕した。同給付金の不正受給による逮捕者は和歌山県内で初めて。

同署によると、海部容疑者は7月2日、同給付金の給付要件を満たしていないにもかかわらず、建設業を営む個人事業主を装い、売上が半減しているなどと虚偽の内容でオンライン申請を行い、同給付金100万円をだまし取った疑い。

海部容疑者が同給付金を不正受給しているとの匿名の情報提供があり、同署が捜査していた。海部容疑者は容疑を認めているという。

同署は、海部容疑者に不正な申請を促した指南役がいるとみて、さらに捜査している。

密避け成人式2部制に、時間も短縮 和歌山市

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和歌山市は、2021年の成人式「はたちのつどい」について、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、会場で参加者が密集しないよう2部制で実施することを決めた。紀の川を境に北部と南部に分け、オープニングやアトラクションなどを省略し、式典の時間も90分から35分に短縮する。

市によると、21年「はたちのつどい」は1月10日に小松原通の和歌山県民文化会館大ホールで開催。正午から南部地区の式典を行い、座席や手すりなどを消毒の上、午後3時から北部地区の式典となる。

近年の市の新成人は約3600人で、例年は半数程度が式典に出席している。対象者の内訳は南部が6割、北部が4割程度のため、例年並みの出席者数であれば、いずれも大ホール定員の半数程度までで収まる。

当日、発熱や風邪症状がある人は参加を自粛してもらい、出席者はマスクを着用し、受け付け時に検温と手指の消毒を行う。入場時には入り口前に人が密集しないよう、扉ごとにレーンを設ける。

 

2020年の「はたちのつどい」

能の松井、尺八の辻本さんに 大桑文化奨励賞

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文化・芸術分野で優れた活動に取り組む人に贈られる公益財団法人大桑教育文化振興財団(大桑弘嗣理事長)の2020年度大桑文化奨励賞に、和歌山県和歌山市の喜多流能楽師、松井俊介さん(43)、橋本市出身の尺八奏者、辻本好美さん(32)の2人が決まった。表彰式は17日、和歌山市内で行われる。

松井さんは、能楽師である松井彬さんの長男として生まれ、和歌山市で唯一の若手能楽師としてシテ方(主役)を務め、活躍している。

3歳で初舞台に立ち、その後、国立能楽養成会に入会し、喜多流シテ方職分の長田驍(おさだたけし)さんに師事。本格的にプロ活動を始めた。

活動は世界に広がっており、アルゼンチンやスコットランド、フィンランド、バルト3国などでも精力的に公演。能のワークショップ開催など、日本古来の伝統芸能である能の魅力や豊かな芸術性をより広く知ってもらう活動にも取り組んでいる。

1999年のNHK大河ドラマ『元禄繚乱』には能楽師役で出演。国内外で気鋭の能楽師として高く評価されている。

辻本さんは、尺八奏者の父の影響で、県立橋本高校入学と同時に尺八を始め、東京藝術大学音楽学部邦楽科を卒業。

在学時からメディアの注目を集め、確かな技術と親しみやすい性格で人気となり、純邦楽からポップスまで幅広く演奏する。テレビ出演も多く、映画やゲーム音楽など多方面で活躍している。

2014年度に故郷・橋本市の文化奨励賞を最年少で受賞。16年9月に史上初の女性ソロ尺八奏者としてメジャーデビューし、海外公演は24カ国34都市、50回を超える。昨年8月には、天皇皇后両陛下が出席する野口英世アフリカ賞の授賞式、晩餐会で演奏している。

現在、和歌山と東京を中心に活動を展開し、数少ない女性尺八奏者として、尺八の奥深い魅力と可能性を世界に発信し続けている。

松井俊介さん(左)と辻本好美さん(写真は公益財団法人大桑教育文化振興財団提供)

 

無形文化財援助も 10園校に図書寄贈

文化奨励賞の他、文化活動援助に和歌山俳句作家協会(笠野千居会長)、箏・尺八デュオゆるりら(川端敏行代表)の2団体を選んだ。

同協会は、1954年から毎年、県俳句作家自選年間合同句集『紀伊山脈』を刊行し、ことしで第67集となった。刊行記念俳句大会も毎年開いている。

ゆるりらは、久保利文音さん、川端萠宇山さんによる邦楽ユニット。和楽器や伝統文化の普及に寄与し、「ゆるりらコンサート」を過去8回開いている。

また、無形民俗文化財保持団体援助に須賀神社秋祭文化財保存会(みなべ町)、ねんねこ祭保存会(串本町)の2団体を選んだ。

学校図書の寄贈は幼稚園から高校までの10園・校に行う。

同財団は㈱オークワの創業者・大桑勇が1993年に設立。毎年、大学生や高校スポーツ選手への奨学金給付、市町村対抗ジュニア駅伝競走大会援助、学校図書の寄贈など、文化やスポーツ、教育に関わる活動に援助を続けている。

11月15日付

リノベスクール@加太線 受講者を募集中

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和歌山県和歌山市と南海電鉄は来年1月15~17日、加太線沿線の遊休不動産を活用した活性化事業を考える「リノベーションスクール@加太線」を開講する。12月6日まで受講者を募集している。

昨年度に続いての開催で、今回は対象エリアを加太地区から加太線沿線に拡大している。

スクールでは、参加者がユニットと呼ばれるチームを組み、リノベーションまちづくりの先駆者による講義やアドバイスを受けながら、実際の遊休不動産を対象に事業計画を作成する。最終日には所有者に対してプレゼンテーションで提案を行い、スクール終了後には、提案内容の改良を重ね、事業化を目指す。

全体を統括するスクールマスターは、昨年度に続いて㈱ブルースタジオ専務取締役の大島芳彦さんが務める。各ユニットを担当するユニットマスターは、㈱MYROOM代表の倉石智典さん、ルポ・デ・ミディ代表の宮地なおみさん。

会場は加太総合交流センター2階。参加者はノートパソコン、デジタルカメラ(スマートフォン可)、ポケットWi―Fiなどのネット回線(有料貸し出しあり)、筆記用具、マスクを用意する。

受講料は一般1万5000円、学生5000円(いずれも税込み)、高校生は無料。オープニングとクロージングのパーティーは別途参加費が必要で、20歳以上は各4000円、20歳未満は各3000円となる。

定員24人。申し込みはウェブサイト(https://re-re-re-renovation.jp/schools/kada2)で。

問い合わせはリノベーションわかやま事務局(℡073・425・8583、メールrenov.waka@gmail.com)。

また、スクールの題材となる沿線の遊休不動産を11月30日まで募集している。事務局に問い合わせて応募する。

加太線沿線をリノベーションで活性化

加太線沿線をリノベーションで活性化


和歌祭の演目を定期披露 15日~キーノで

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江戸時代から続く紀州東照宮(和歌山県和歌山市和歌浦西)の祭礼「和歌祭」の渡御(とぎょ)行列の演目が、今月から来年1月にかけて、南海和歌山市駅複合施設キーノ和歌山で定期的に披露される。

初回は15日午後2時から、2階センターテラスで「摺鉦(すりがね)・太鼓」「薙刀振(なぎなたふり)」を披露する。

南海電鉄、和歌山大学の紀伊半島価値共創基幹Kii―Plusが、和歌祭400周年事業に向けて機運を高めようと企画。今後は12月13日に「御船歌」、来年1月10日に「餅つき踊り」を予定。いずれも午後2時から。

高い技芸が必要とされる「薙刀振」

高い技芸が必要とされる「薙刀振」

子ども支援で米寄贈 和歌山キワニスクラブ

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未来を担う子どもたちのために活動する奉仕団体、和歌山キワニスクラブ(和歌山県和歌山市湊通丁北、大岩徳成会長)は12日、新型コロナ対策支援事業として同市楠見中の「NPO法人子どもの生活支援ネットワーク こ・はうす」(谷口知美理事長)に米200㌔を贈呈した。

この日、同所を訪れた大岩会長が谷口理事長に目録を手渡し、米200㌔のうち50㌔が贈られた。残りの米は必要に応じて供給する。

一昨年、支援を必要とする子どもを対象に子ども食堂の運営など社会貢献活動に従事している「こ・はうす」に同クラブがキワニス賞を贈ったことが支援のきっかけとなり、ことし7月に1回目の新型コロナ対策支援事業として170㌔の米を寄贈した。今回は同事業の2回目。

「こ・はうす」事務局長の馬場潔子さんは「7月に頂いた米を約50世帯に配分して手渡したが、その後もコロナが収束しない状態が続き、生活に困っている相談が多くあった」と利用者の現状を伝えた上で、「行政や学校などの協力を得るとともに、米などの食材支援を通して生活に関する制度を紹介し、各機関につなぐ役割を継続していきたい」と今後の取り組みについて話した。

大岩会長は「コロナに負けず、おいしいご飯をしっかりと食べて元気に大きく成長してもらいたい」と、これからも支援していく考えを示した。

目録を手に大岩会長㊧と谷口理事長

目録を手に大岩会長㊧と谷口理事長

介護職員ら感染 新型コロナ県内308人に

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和歌山県は13日、新たに県内の5人が新型コロナウイルスに感染したことが確認されたと発表した。うち1人は奈良県内で感染が確認されているため県内の感染者には含めない。県内の累計感染者数は計308人となった。27人が入院している。

県によると、5人の感染者の居住地別の内訳は岩出保健所管内1人、御坊保健所管内1人、橋本保健所管内3人。

岩出保健所管内では、50代自営業男性が感染。12日に感染が発表された60代女性の知人で8日から発熱があり、12日に濃厚接触者として検体を採取したところ陽性が判明。現在は入院しており症状は安定しているという。

橋本保健所管内では、30代無職男性、20代医療従事者女性、50代介護事業所職員女性の感染が判明。50代女性は同保健所管内の介護事業所に支援員として勤務。ヘルパーの資格を持ち、入所者のさまざまな世話をしていた。9日から19日にかけて全身倦怠感があり、11日には37・3度の発熱があった。12日に医療機関を受診し、検体採取。13日に陽性が判明した。現在は入院中で症状は安定しているという。県は同居家族の他、施設の入所者と職員計97人を検査する。

西村経済再生相が来県 団体幹部と意見交換

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西村康稔経済再生担当大臣が14日来県し、和歌山市内で県内経済団体幹部、仁坂吉伸知事らと意見交換を行った。

経済団体幹部との意見交換で、西村大臣は新型コロナウイルスの感染拡大状況について「全国的に感染者が増えており危機感を強めている。これ以上の流行にならないように(感染拡大を)抑えていかないといけない」と危機感を示し、職場や会食関係で多くのクラスターが発生していることにふれ、「休憩室、喫煙室などで緊張が薄れた時に感染が広がりやすい」と注意喚起。「テレワークができる人はできるだけテレワークをしてほしい」と呼び掛けた。

県商工会議所連合会の勝本僖一会長は「新型コロナによる経済への影響が深刻化する中、政府には前例のない多種多様な施策を打っていただいている」と感謝。多くの小規模事業者が支援策を活用して事業継続や雇用維持に努めていることを話し、「引き続きご支援をお願いしたい」と求めた。

西村大臣は報道陣の取材に「和歌山県のクラスター対策はわれわれも参考にさせていただいている。きょうは特に保健所の機能の重要性を痛感した」と話した。

意見交換する出席者ら

意見交換する出席者ら

県文化賞に神﨑さん 本年度表彰に6人1団体

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本年度の和歌山県文化表彰の受賞者6人と1団体が決定し、文化の向上発展に特に顕著な業績を残した文化賞に、高野口町(現橋本市)出身、生物学者で東京大学先端科学技術研究センター所長の神﨑亮平さん(63)が選ばれた。表彰式は16日に和歌山市の県庁で行われる。

県文化表彰は1964年度に始まり、本年度で57回目。その他の受賞者は「文化功労賞」に和歌山市の版画家でことし2月に84歳で亡くなった尾﨑斎晃(よしあき)さん、御坊市出身の歴史学者の小山譽城(よしき)さん(69)、「文化奨励賞」には和歌山市出身で日本舞踊家の尾上菊透(おのえ・きくゆき)さん(40)、橋本市出身で尺八奏者の辻本好美さん(32)、和歌山市出身でピアニストの中谷政文さん(37)、新宮市の熊野速玉大社祭事保存会が選ばれた。

受賞者の主な経歴などは次の通り。

【神﨑亮平さん】
筑波大学大学院博士課程生物科学研究科で理学博士号を取得。現在の人工知能を超えた、より人や環境にやさしい知能の構築に関する研究を進め、スーパーコンピュータ「京」を使用し神経細胞からカイコガの脳の神経回路モデルを精密に再現した。

神﨑さん

神﨑さん

【尾﨑斎晃さん】
白と黒だけで全ての作品を構成。失われつつある懐かしいまちなみや建物を題材に、和歌山を取り上げた作品も多い。海外でも高い評価を受け、昨年の第69回板院展では東京都知事賞に選ばれている。

尾﨑さん

尾﨑さん

【小山譽城さん】
江戸幕府から徳川御三家に付けられた家老の付家老を研究。幕藩体制下における御三家付家老の存在意義を明らかにした。県内の多くの自治体史の編さん委員としても活躍している。

小山さん

小山さん

【尾上菊透さん】
3歳で日本舞踊を始め、若手舞踏家の登竜門ともいわれる「新春舞踊大会」では2018年から3年連続で入賞を果たしている。歌舞伎公演、宝塚歌劇、ミュージカルなどで指導も行うなど分野を超えて活躍している。

尾上さん

尾上さん

【辻本好美さん】
高校時代から尺八を始め、2016年には和楽器×洋楽アルバム「SHAKUHACHI」でメジャーデビューしワールドチャート1位を獲得した。現在も県内での演奏活動を積極的に行っている。

辻本さん

辻本さん

【中谷政文さん】
4歳からピアノを始め、幼少期から数々のコンクールで受賞を重ねる。2018年には和歌山市文化奨励賞を受賞しており、昨年は県内で開かれた音楽祭「きのくに音楽祭」にも出演した。

中谷さん

中谷さん

【熊野速玉大社祭事保存会】
1964年に創立。新宮市の熊野速玉大社を中心とする速玉祭、御燈祭りを執行、運営している。伝統文化を継承するだけでなく、熊野の世界遺産を活用した魅力発信などにも取り組んでいる。

熊野速玉大社祭事保存会

熊野速玉大社祭事保存会

人気の釣り場「紀の川河口」

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 前号では、健康増進・学びの場として五つの公園で構成される河西緩衝緑地を取り上げた。この地域を広域で眺めると紀の川の河口付近にある長い防波堤が目につく。空からは分からないがこの防波堤で海釣りを楽しむ人も多い。
 このエリアで人気の海釣りのスポットは2カ所。一つは、青岸エネルギーセンターから西へ進んだ防波堤。もう一つは、紀の川河口大橋の北詰から西へ進んだ先にある「海つり公園」。この公園は台風被害により長期休園となっているが、全長1㌔に及ぶ防波堤が活用されている。
 紀伊水道から流れ込む暖かい海水により、年間を通じてマダイやイシダイ、チヌ、グレ、ハマチなどの大物が狙える。また、初心者でも気軽に釣ることができるアジ、サバ、イワシなど豊富な種類の魚が回遊し、幅広い層に親しまれる釣り場となっている。
 この地域ならではの特徴としては、紀の川から流れてくる砂が堆積した砂地の地形であることから、ヒラメなどの魚が釣れるということ。また、タチウオが釣れることでも知られ、夏の終わりから2月ごろまで釣れるという。
 筆者の知人から、仕事終わりや休日に気軽に釣りに出掛けるという話をよく耳にする。市街地から近くして大物から大衆魚まで幅広い釣りができるのは、この地域の地形が織りなす恵みといえよう。
 気軽さが魅力であるが海釣りは危険を伴うもの。ライフジャケットの着用やマナーを守り、楽しく安全な釣り場であり続けることが、この地域に住む私たちの務め。紀の川と海の恵みを感じながら、釣りを楽しんでみては。
   (次田尚弘/和歌山市上空)

11月17日付


星空コンサート 27日県文でギター協会定演

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和歌山ギター協会は27日午後6時半から、和歌山県和歌山市の県民文化会館小ホールで第76回定期演奏会「星空コンサート」を開く。

同協会はクラシックギター愛好者によって1982年に発足。年に2回の演奏会を続けているが、前回は新型コロナウイルスの感染拡大の影響で中止となり、1年ぶりの開催となる。

演奏会のプログラムは「パリの空の下」「情熱大陸」「ファンダンゴ」「恋はみずいろ」「パプリカ」など。ギターの独奏や重奏、リコーダーアンサンブル、協会メンバー全員でのギター合奏などを披露する。

無料。問い合わせは鈴木さん(℡073・423・4479)。

多彩な表現が楽しめるコンサート(和歌山ギター協会提供)

多彩な表現が楽しめるコンサート(和歌山ギター協会提供)

日本画、洋画、書の三彩 濱口さん初の個展

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和歌山県和歌山市の濱口憲子さん(73)による日本画、洋画、書の初の個展「三彩展」が18日から23日まで、同市湊通丁北のアバローム紀の国2階ギャラリー龍門で開かれる。

濱口さんは元小学校教諭。定年退職後、カルチャー教室に通うなど本格的に芸術活動を始めた。

「新構造社和歌山支部」会員。県展や和歌山市展、海南市展などの公募展で受賞歴がある。

風景や花、人物などを描いた日本画と洋画、デザイン性に富んだ書を約40点展示する。書は藤白墨を使い、中島みゆきさんの『糸』の歌詞をパネルで紹介。100歳を迎えた母親の書や俳画作品も並ぶ。

濱口さんは「さまざまなものに刺激を受けながら、描いてきました。夢だった個展で、皆さんに元気を感じてもらえればうれしいです」と笑顔で話している。

午前10時から午後5時(最終日は4時)まで。問い合わせは同所(℡073・436・1200)。

瀞峡(どろきょう)を題材にした作品

瀞峡(どろきょう)を題材にした作品

聖地で恋愛成就を 甘露寺前駅おみくじ人気

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「恋の聖地」としてPRする和歌山県紀の川市甘露寺で、和歌山電鐵貴志川線の甘露寺前駅ホームに設置されている「恋みくじ」が若者を中心に人気を集めている。

同駅近くの浄土宗「甘露寺」(貴志川町長原)には縁結びの葉「なぎの葉」がある。縦に葉脈があり、手でちぎろうとしても裂けない不思議な葉。源頼朝と北条政子が変わらぬ愛の証しとして大事に持ち続けたとの逸話もある。

紀の川市は、地域をより盛り上げて「恋の聖地」にしようと、10月16日に恋みくじを設置した。カプセルには占いとともに、なぎの葉を入れるお守り袋が入っている。1回200円で楽しめる。同電鐵によると、週末は補充が追い付かないほど人気だという。

甘露寺は劇場版アニメが大ヒット中の人気漫画『鬼滅の刃』に登場する主要人物の一人「甘露寺蜜璃」(かんろじみつり)と名字が同じ。若者やコスプレイヤーなどが訪れ、SNSでも話題になっている。

同電鐵の担当者は「電車に乗って、いろんな場所にいって楽しんでもらえれば」とPR。市地域創生課の担当者は「甘露寺や平池、おいしいグルメなど周辺には楽しめるスポットがたくさん」と話す。

また同駅の看板が今月、下旬ごろに新しく変わる。市の特産品の桃や平池に咲くハスの花のピンクと緑色を加える予定だという。

恋みくじを引く乗客

恋みくじを引く乗客

2カ月ぶり一日2桁 コロナ県内326人に

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和歌山県は15日までに、県内で新たに計18人が新型コロナウイルスに感染したことが確認されたと発表した。県内の累計感染者数は計326人となった。43人が入院している。

14日に発表されたのは10人で、県内で一日に2桁の新規感染者が確認されるのは8月18日以来。感染者の居住地別の内訳は和歌山市4人、岩出保健所管内2人、橋本保健所管内3人、田辺保健所管内1人。県によると、9人は症状が安定しており、1人は無症状という。

和歌山市では10歳未満の女児、40代自営業男性、50代会社員男性、60代パート職員女性が感染。女児は8日に感染が発表された70代男性の同居家族。8日に濃厚接触者として検体を採取した際は陰性だったが、13日に再度検体を採取したところ陽性が判明した。無症状で医療機関に入院している。

岩出保健所管内では、30代会社員女性と女性の同居家族で60代アルバイト女性が感染。2人とも入院している。

県庁で会見した県福祉保健部の野㞍孝子技監は「11月に入り(感染者の年齢が)高年齢に移行しており、基礎疾患のある人が重症化している」との認識を示し、「市中感染が広がっている状況ではないが、県民の皆さまには感染拡大防止にぜひご協力をたまわりたい」と呼び掛けた。


15日には8人の感染を発表した。内訳は和歌山市が3人、岩出保健所管内が3人、橋本保健所管内が2人。1人が無症状で、それ以外は症状が安定しているという。

県によると、和歌山市の3人は、14日に感染が発表された同市の50代会社員男性の濃厚接触者で、60代の会社役員男性と50代の会社員男性、60代の会社員男性。いずれも会食や会議などで接触していた。

岩出保健所管内の10代男子高校生は、12日に感染が発表された男子生徒と同じ学校に通っており、6日から鼻詰まりや全身倦怠感があった。この男子高校生の同居家族の40代自営業男性と、40代保育士女性の感染も確認された。

この他、橋本保健所管内では、すでに感染者が確認されている介護事業所で勤務する40代女性看護師が感染。14日に感染が発表された40代女性らの同居家族の10代女子中学生も感染し、無症状という。

和工が2位と3位 県高校生ロボット競技会

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自作のロボットで操縦やプログラミング技術を競う和歌山県高校生ロボット競技会が15日、和歌山市西浜の県立和歌山工業高校であり、同校建築科課題研究CAD班が2位、同校機械工作部Bチームが3位に輝いた。

県高校教育研究会工業部会が主催し、13回目。例年は「きのくにロボットフェスティバル」の前哨戦となるが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で大会は来年度に延期されたため、ことしは今競技会で一区切りとなる。

同校の他、紀北工業、箕島、紀央館、田辺工業の5校から12チームが出場し、トーナメント形式で実施。3分の制限時間内にロボットを使い、0・5㍍から2・5㍍まで高さの違う四つのリングにカラーボールを順にシュートする「シューティングフォー」で得点を競った。

2位に入ったのは阿波萌々華さん、大前虹歌さん、正木智也君(以上3年)、西井猛虎(たけとら)君(2年)のチーム。ロボットは、昨年の「きのくにロボットフェスティバル」で3位だった同科のロボットを受け継ぎ、一部を改良。ブルドーザーとパワーショベルの名称を組み合わせた、同科6台目の「Bullt(ブルット)6」で挑んだ。

本体は木製。車輪部分が虹色に光り、会場ではひときわ目を引いていた。今回はボールの発射口部分を改良し、ゴムベルトを採用することで回転力や勢いをアップさせた。阿波さん、大前さんが操縦者として出場。操作にはアイパッドを使い、レーザーで照準を定めて次々とボールを放った。

決勝では3本目のリングで大量得点したものの、相手チームが、より難易度の高いリングで得点したため惜しくも敗れた。阿波さんと大前さんは「今までで一番いい戦いができた。私たちには最高の結果で、大満足です」と笑顔だった。

3位に輝いた機械工作部Bチームは太田結紀君、南出魁人君、山添睦貴君(以上3年)、笠松大祐君(2年)、山田靖人君(1年)で構成。「ユミちゃんロボ」で挑んだ。

その他の結果は次の通り。

【優勝】田辺工業高校ものづくり研究部【工業部会長賞】紀北工業高校課題研究B【プレゼン賞】和歌山工業高校機械工作部Aチーム

2位の建築科課題研究CAD班メンバーと指導者の藤田光男教諭㊨

2位の建築科課題研究CAD班メンバーと指導者の藤田光男教諭㊨

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