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10月28日付


高齢者の見守りに尽力 24人に知事感謝状

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 高齢者の見守り活動を通して、支え合う福祉の推進に尽力した人たちの功績をたたえ、県は24日、県庁で24人に感謝状を贈呈した。

 県では2009年度から、ボランティアで高齢者への見守り活動を実施している人を「地域見守り協力員」に依頼し、13年度から高齢者の自宅を訪問する機会の多い民間事業者と協定を締結し、地域全体で相互に高齢者を見守る体制作りを推進。贈呈式では人命救助などに関わった協定締結民間事業者の社員や会員ら16人と、人命救助などに関わり、他の模範となって長年活動を展開する同協力員8人に感謝状を贈った。

 受賞者一人ひとりが感謝状を受け取り、仁坂吉伸知事は「皆さんの活動がより活発に展開されることを願っている」とあいさつ。受賞者を代表し、日本新聞販売協会和歌山支部の中尾泰博さんが「受賞を励みに、見守り活動を通して地域福祉の向上に尽力したい」と話した。

 受賞者は次の皆さん。

 〔協定締結民間事業者の社員・会員等〕中尾泰博(日本新聞販売協会和歌山支部)▽長原純一(同紀北支部)▽栗生久也(同紀南支部)▽中山直人(同)▽小川秀樹(ヤマト運輸㈱和歌山主管支店)▽辻垣内惇(JAグループ和歌山・県農業協同組合中央会)▽原貴規(同)▽宮本祥多(同)▽宮本貴夫(同)▽谷岡英樹(同)▽木村真一(日本郵便㈱)▽西本博之(同)▽西﨑美紀(関西電力㈱和歌山支社)▽青木政浩(同)▽小川直樹(同)▽南畑由美子(和歌山ヤクルト販売㈱)

 〔地域見守り協力員〕大家多賀子(橋本市)▽板平英二郎(岩出市)▽山口幸代(海南市)▽玉井巍(田辺市)▽中尾早子(紀美野町)▽中谷至告(高野町)▽坂口計夫(湯浅町)▽中清弘(印南町)

感謝状を受け取る受賞者

感謝状を受け取る受賞者

フラメンコで根来の伝説 2日岩出で公演

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 和歌山フラメンコ協会(森久美子会長)らによる公演「フラメンコでつづる住蛇(じゅうじゃ)が池~琵琶の演奏とフラメンコを楽しむ~」が、11月2日午後6時半から、岩出市荊本の市民総合体育館小ホールで行われる。

 第13回同市文化祭前夜祭(同市生涯学習を考えるつどい)・芸術鑑賞会として同市教育委員会が主催。同協会が取り組む新しい舞台芸術「伝説ふらめんこ舞(まい)舞台」の第一弾「ねごろ伝説~住蛇が池~」の再演となる。

 文化の力で和歌山の魅力を再発見しようと、同協会は昨年から地元の伝説をフラメンコで表現する舞台を企画。同演目はことし4月、同市根来の旧県会議事堂で上演され、フラメンコと和の文化が織りなす世界観で多くの来場者を魅了した。

 同市に伝わる民話を基にした物語。筑前琵琶・和太鼓などの和楽器の演奏の中、能面を着けたフラメンコダンサーが、静と動の相反する二つの伝統を融合させ物語を繰り広げる。

 出演は、森さんと森久美子フラメンコ舞踊団、フラメンコ舞踊家の永田健さん、筑前琵琶奏者の川村旭芳さんの他、根来の子守唄独唱の佐藤恭子さん、和太鼓演奏のHICARICHIさんら。

 無料。問い合わせは同市教育委員会生涯学習推進係(℡0736・62・2141)。

森さん

森さん


筑前琵琶奏者の川村さん

筑前琵琶奏者の川村さん


永田さん

永田さん

消防士なりきり 防災学習セに新コーナー

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 和歌山市八番丁の市消防局防災学習センターに、新しく「なりきり消防士コーナー」が新設され、25日にお披露目式が行われた。

 これまで消防局では、子どもたちが消防士の防火服を着て写真撮影ができる体験ブースを各地のイベントで実施してきた。自然災害の発生が多くなる中、より多くの人に来館してもらおうと開設。新設コーナーでは、防火服の試着と消防隊員の顔出しパネルが常設となり、写真撮影ができる。

 お披露目には、有田川町立石垣小学校の1・2年生も参加。山下直樹局長は「ことしは台風や地震が相次ぎ、和歌山にもいずれ大きな地震が来るとされている。センターでどうすれば災害から身を守れるかをしっかり学んでもらって、家族に伝えてほしい」とあいさつ。

 その後、児童と山下局長はマスコットキャラクターの「和びっとちゃん」と一緒にパネルの前で記念撮影し、児童には和びっとちゃんの缶バッジがプレゼントされた。

 開館時間は午前9時から午後5時まで。無料。月曜日休館。

「和びっとちゃん」と消防服を着て笑顔の子どもたち

「和びっとちゃん」と消防服を着て笑顔の子どもたち

妖怪でまちおこし 11月~海南でイベント

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 和歌山県海南市の中心市街地の活性化を目指し「妖怪」をテーマに多彩な催しを展開するイベント「妖怪まつり」が11月1日から12月25日まで、市内で開かれる。屋台村や飲食店のスタンプラリー、県出身の漫画家、マエオカテツヤさんのイラスト展など、趣向を凝らした内容で実施する。

 市民グループ「ふるさともりあげ妖怪」(小杉真喜子代表)が主催。期間中の4日を「妖怪DAY」、10日を「妖怪Night」として、海南駅前広場で妖怪にちなんだマルシェ(軽トラ市や)屋台村が開かれ、24日にはマエオカさんが「妖怪百物語」として永楽寺(同市、且来)で話すなど、イベントが盛りだくさん。

 2カ月近くの長期間にわたり継続開催されるのは「妖怪百鬼夜行」と「マエオカテツヤ妖怪イラスト展」。“百鬼夜行”は同市をはじめ、和歌山市、紀美野町内の25カ所の飲食店店主の個性を、マエオカさんが妖怪のキャラクターに仕上げて作成した「妖怪スタンプ帳」があり、全スタンプを集めると賞品がある。また、イラスト展は琴ノ浦温山荘、紀州漆器伝統産業会館うるわし館などで開かれる。

 主催の同グループが開いた記者会見には、メンバーやマエオカさん、小杉代表の孫で妖怪「座敷たわしちゃん」に扮(ふん)した淵川里望(りの)ちゃん(6)らが出席。小杉さんは「妖怪は子どもから大人まで親しめる要素なので、継続して開催し海南を盛り上げたい」、マエオカさんは「親交のある博物学者、荒俣宏さんから和歌山には面白い妖怪が多いと指摘されたこともあり、海南を妖怪でさらに盛り上げたい」と話した。

 問い合わせは小杉さんへ電話(℡080・5787・1919)、またはメールで。

イベントをPRする実行委員会メンバー

イベントをPRする実行委員会メンバー

智弁が大阪偕星に逆転勝ち 秋季近畿大会

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智弁和歌山 1 0 0 0 1 6 0 4 12
大阪偕星 2 0 1 0 1 0 1 0 5

(8回コールド)

 〔智〕池田泰、池田陽、小林樹―東妻〔大〕福田慈―富山▽本塁打=綾原(智)▽2塁打=根来、細川、東妻、綾原(智)

 2018年度秋季近畿地区高校野球大会が27日、神戸市のほっともっとフィールド神戸で3試合があり、1回戦第1試合で智弁和歌山(県1位)が大阪偕星(大阪3位)に12―5で8回コールド勝ちした。6回以降に10点を挙げる集中打が光った。

 智弁は1回表、安打で出塁した細川が暴投で生還し1点を先制。その後は相手投手の140㌔前後の直球と低めに落ちる変化球に苦しんだが、6回に1死1、2塁から9番の綾原が左中間に3点本塁打を放ち逆転。さらに2死満塁から佐藤が走者一掃の適時打を放ちこの回一挙6点を挙げた。8回は佐藤の適時打で1点を加えた後、綾原が走者一掃の適時2塁打で、突き放した。

 先発した左腕の池田泰は走者を出してから粘れず、3回3失点で降板。2番手の池田陽が130㌔台後半の直球に90㌔台の緩い変化球も交え4回を2失点。気迫の投球で味方の反撃を呼び込んだ。

 中谷仁監督は「しんどいゲームをものにできて良かった。綾原の本塁打の場面は併殺打だけは避けてくれと思っていた。バッテリーが相手に決定打を与えなかったことが逆転につながったと思う。投手力に課題はあるが、次も全員でしっかり守りたい」と話した。6打点をたたき出す大活躍を見せた綾原選手は逆転本塁打の場面について「打ったのは高めの直球。中谷監督からセンター返しを意識するよう言われて修正できた」と振り返った。

コールドを決める12点目のホームイン

コールドを決める12点目のホームイン

2氏が決起集会 知事選に向けて意気込み

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 任期満了に伴う和歌山県知事選(11月25日投開票)は8日に告示を迎える。現職の仁坂吉伸氏(68)と、新人で市民団体「市民オンブズマンわかやま」事務局長の畑中正好氏(66)がいずれも無所属での出馬を予定。告示に向けて体制を整える両陣営は26日、和歌山市内で決起集会を開き、勝利へ結束を誓った。

 仁坂氏の決起集会は県民文化会館であり、約1800人(主催者発表)が集まった。自民党の二階俊博幹事長や石田真敏総務大臣ら国会議員の他、推薦する県議会議員、首長らが駆け付け、ガンバローコールで機運を高めた。

 仁坂氏は、企業誘致や観光振興など12年間の政策を振り返り「皆さんに支えられながら全力でやってきた」と力説。「和歌山が発展する条件は整ってきたが、課題はまだまだある」と、災害対策の強化や福祉・教育の充実などを挙げ「県民を豊かにしたい。和歌山をもっともっと元気にしたい。県政の重責をもう一度担わせてください」と訴えた。

 畑中氏を擁立している政治団体「ゆたかで住みよい和歌山県をつくる会」は、市教育会館で決起集会を開催。同会を構成する労働組合や女性団体のメンバー約80人が参加した。畑中氏は県内各地を回り、仁坂知事が進めるカジノを含む統合型リゾート(IR)への懸念の声を多く聴いたことを説明。「県民の関心は高く、保守層からも心配の声が上がっている。つくる流れを止める機会は今回の選挙だけ。ぜひ私を知事に押し上げていただきたい」と呼び掛け、「中小企業へのサポート強化や医療の実現にも取り組み、地域や県民に寄り添う政治を目指す」と話した。

4選への決意を述べる仁坂氏

4選への決意を述べる仁坂氏


IR誘致反対を訴える畑中氏

IR誘致反対を訴える畑中氏

西条藩を知る(11)十河氏・島氏、8年間の軌跡

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前号から、西条市の名誉市民で東海道新幹線建設の推進者として知られる、十河信二氏の功績を取り上げている。
国鉄再生を託され71歳で第四代総裁に就任。東海道新幹線建設推進のため、和歌山市出身で鉄道技師として知られる島安次郎氏の息子である、島秀雄氏を副総裁格の技師長に招き、夢の超特急への挑戦が始まる。
1956年5月、島氏を会長とする「東海道線増強調査会」が国鉄内に設置され、将来展望について検討が行われ、最終的に従来の東海道線とは別線とし、在来線よりも線路幅が広い規格である広軌を採用する方針を固めた。1958年7月、新幹線建設に関する答申を当時の運輸大臣へ提出。この時、建設費が5年間で3000億円と高額な予算となったが、1959年、十河氏は1972億円で国会承認を受ける。
予算確保のため十河氏は世界銀行へ1億ドルの資金借款を申し入れ、東京オリンピックまでに開業させるという条件で8000万ドルの借款を受け入れることが決定。1961年5月に調印が行われ、オリンピックを前に東海道新幹線建設は世界から注目される存在になると同時に、開業は国際的にも必達の目標となった。
これを受け国鉄は1961年度から第二次五カ年計画を掲げ東海道新幹線の建設を推進。1963年5月、十河氏の2期目の任期が終わることとなり、政府は後任の総裁を国鉄関係者以外から起用する方針を立て、十河氏も新幹線の建設費がかさみ国鉄の財政に影響を与えたことを理由に再任を望まず勇退。開業を総裁で迎えることはかなわなかった。
十河氏の退任後、当時の大蔵大臣に就いた田中角栄氏が、国鉄に代わり新線建設を行う日本鉄道建設公団を設立。予算審議で建設予算の増額が承認され、1964年10月1日、東海道新幹線は開業を迎える。
(次田尚弘/西条市)


10月30日付

高校生が選管事務体験 知事選前に意識向上

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任期満了に伴う県知事選(11月8日告示、25日投開票)を前に、和歌山県内の高校生15人が25日、県庁で啓発チラシ準備などの選挙事務を体験した。

今回の知事選では初めて選挙権年齢が18歳以上に引き下げられることから、若年層の投票参加意識の向上を図るために実施。向陽高校、星林高校、和歌山信愛高校の2年生が参加した。

体験では、県選挙管理委員会が用意した街頭啓発用チラシ400枚(A4サイズ)と各市町村や主要駅で掲示するポスター200枚(B2サイズ)の仕分け作業を行った。チラシは、記載された投票日が見えるように三つ折りに、ポスターは丸めてビニールに入れるなど、同選管の事務作業を体験。担当職員は選挙の管理執行や政治団体の各種届け出受理など具体的な職務も紹介した。

向陽高校の北井捷平君(17)は「少しでも選挙のことを知りたいと思って参加した。身近なものと実感し、有意義な経験となった」と話していた。

事務作業をする生徒

事務作業をする生徒

地域課題メガソーラー展示 紀伊文化まつり

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和歌山県和歌山市紀伊地区の「第21回紀伊文化まつり」が28日、市立紀伊小学校で開かれ、住民による作品展や演芸発表でにぎわった。

同地区公民館(坂本晏宏館長)が主催し、毎年約1500人が訪れる地区最大の催し。去年は台風の接近で中止となり、2年ぶりの開催となった。

同地区を含む地域で大規模な太陽光発電所(メガソーラー)の建設計画が浮上する中、今回は特別企画として「和泉山脈南麓の自然開発と環境保全」をテーマに展示スペースを設けた。

文化まつり実行委員会のメンバーらが予定地を歩いて調査した、危険だと指定されているため池や、その近くの細い水路など、森林内の写真とともに紹介。森林伐採による環境破壊、豪雨時の土砂災害や洪水発生の危険性を示した。

また、県が指定する土砂災害警戒区域を基に、紀伊地区の該当地域を航空写真と照らし合わせた冊子も並び、住民は自分の住まいがどういう区域にあるのかを確認していた。

坂本館長(77)は「地域づくりに役立つよう、力を入れています。メガソーラー設置の危険性を知らない人も多い。自然災害への啓発も含め、地域の皆さんに関心を持ってもらう機会になれば」と話していた。

その他、よさこい演舞や民謡、太極拳のステージ、県吹奏楽コンクールで活躍する紀伊中学校吹奏楽部の演奏も。屋外では売店の他、市消防局ら協力のもと煙体験ハウスが設置され、防災意識を高めた。

メガソーラーに関する特別企画の展示も

メガソーラーに関する特別企画の展示も

地方創生で連携協定 和市と明治安田生命

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和歌山市と明治安田生命保険相互会社(東京都、根岸秋男執行役社長)は26日、「地方創生の実現に資する包括連携協定」を締結した。互いのノウハウを生かしながら地域社会の発展に取り組む。同社は全国各地の自治体と連携協定を結んでいるが、市町村では同市が初めて。

主な連携事項は高齢者・健康づくり支援と結婚・出産・子育て支援、産業・観光振興支援に関することの3項目。

高齢者・健康づくり支援では特定検診・がん受診率の向上を目的とした受診勧奨や、知的障害や聴覚障害などで意思を伝えることが難しい人が、コミュニケーションを取りやすくするMYコミュニケーションカードの広報啓発事業の支援などを実施する。

結婚・出産・子育て支援に関することでは、和歌山市婚活応援団の周知や子どもの虐待防止に向けた取り組みの推進への協力などを行う。 産業・観光振興支援に関することでは、異業種交流会によるビジネスマッチングの機会を提供する。

市役所で行われた締結式には尾花正啓市長、同社和歌山支社の川腰藤雄支社長らが出席し、協定書に署名した。尾花市長は「和歌山市もできる限り社会貢献活動に協力し、広く地方創生に貢献したい」とあいさつ。川腰支社長は「全国で初めての市町村連携協定を結ぶことができうれしく思う。将来にわたり活動を継続することが地域の貢献と社の成長につながると信じている」と話した。

包括連携協定を締結した川腰支社長(左から2人目)と尾花市長ら

包括連携協定を締結した川腰支社長(左から2人目)と尾花市長ら

常識破りの広報戦略 近大の世耕部長講演

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近畿大学総務部長の世耕石弘(いしひろ)さん(49)の講演会が28日、和歌山県和歌山市友田町のホテルグランヴィア和歌山で開かれた。5年連続で入試志願者数日本一を達成、メディアを意識した情報発信「広報ファースト」を掲げる世耕さんは「頭の硬い人が多い大学業界で、みんなが『やったらアカン』と思っていることをやり続けてきた。常識があるところこそ、それを崩すと見えてくる景色がある」と、ユニークな近大流の広報戦略を紹介した。

国際ロータリー第2640地区が27、28の両日に開いた地区大会で、市民向けの公開講座として開催。約450人が来場した。

世耕さんは同大学の創立者で和歌山出身の初代総長・弘一氏の孫で、経済産業大臣・弘成氏の弟。「知と汗と涙の近大流コミュニェーション戦略」と題して講演した。

同大学は、紙の願書をいち早く廃止し今では一般的となったネット出願を日本で最初に導入。世界初のクロマグロの完全養殖などで、大学の知名度を一躍全国区に押し上げた。

さまざまな戦略の背景にあるのは、人口減少への危機感だとし「きのう非常識だと思っていたことが、ころっと常識になるような時代。過去のノウハウは役に立たない」と、情報発信の仕方を変えていくことが重要であると話した。

「コミュニケーションの基本は『伝えた』ではなく、『伝わったか』」だとし、発信したいメッセージを数分に凝縮させた大学のPR動画や、24時間利用できる自習室を備えた新図書館を紹介するマイクロドローンを使った映像などを紹介。学術的な内容を一切排除した大学案内など、常識や慣例を打ち破ってきた事例を挙げた。

「関関同立」「産近甲龍」といった固定化された大学の序列の打破にも取り組む。創立93年と、他大学に比べ歴史の浅いことを逆手に取り、「新しいことに挑戦する若い大学」を武器にした広報を意識。大学のさまざまな評価やイメージランキングを示し「時代は、親しみやすく、エネルギッシュな近大型の人間を欲していると思う」と話した。

「過去のノウハウは役に立たない」と世耕さん

「過去のノウハウは役に立たない」と世耕さん

市高サヨナラで龍谷大平安に惜敗 高校野球

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市和歌山は龍谷大平安とがっぷり四つの熱戦を演じたが、粘り強く投げていた先発の岩本が9回裏にサヨナラ打を浴び、4強入りを逃した。

◇準々決勝

市和歌山 0 0 3 0 0 0 0 1 0 4
龍谷大平安 1 0 0 2 0 0 0 1 1x 5

〔市〕岩本―米田〔龍〕豊田、野澤―多田▽3塁打=水谷(平)▽2塁打=柏山(市)水谷(平)

市高は1点を追う3回表、2番・下井田からの3連続適時打で3点を挙げ、逆転。なおも2死2、3塁の好機だったが、救援した龍谷大平安の2番手左腕・野澤の前に後続が倒れた。4回以降は野澤の130㌔台後半の直球とチェンジアップに苦戦。7回まで1人の走者も出せない展開が続いたが、8回に内野安打と犠打で1死2塁とすると、4番の柏山が痛烈な適時打を右翼線に運び勝ち越しの4点目を挙げた。

先発した1年生左腕の岩本は立ち上がりを1失点で乗り切ると、その後は130㌔前後の直球とカーブで打たせて取る粘りの投球。しかし終盤にはマウンド上で肩の開きを気にする動作を見せるようになり、ボール先行の投球に。8回に三塁打で出した走者を犠飛で本塁に還され同点とされると、9回2死1、3塁から149球目の直球を左翼の頭上に弾き返され、無念のサヨナラ負けとなった。

半田真一監督は4回以降沈黙した打線について「野澤投手に近いタイプの左投手に練習で投げさせ、対策はしてきたが、特に左打者は打つのが難しかった。右打者に何とかしてほしかったが」と無念の表情。2安打と気を吐いた緒方は「野澤投手は投球のテンポが早く、チェンジアップが打ちづらかった」と話した。岩本は「途中から肩の開きが早くなり、ボールが抜けてしまった。緩急をつけた投球はできたが、相手は少しでも甘くなると打たれる怖い打線だった」と話した。

龍谷大平安の原田英彦監督は「野澤は安定感があり、マウンド上での姿が大きく見えた。打線もよくつないでくれた」と選手をたたえ、好救援の野澤は「思ったより出番は早かったが、ストレートの調子が良く、いつもより球速も出ていた。市和歌山の打者はスイングが力強かったが、味方の打線を信じて投げた」と振り返っていた。

8回表、下井田が勝ち越しの生還

8回表、下井田が勝ち越しの生還

智弁4強で選抜当確 宿敵・大阪桐蔭を破る

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2018年度秋季近畿地区高校野球大会の準々決勝が27、28日、神戸市のほっともっとフィールド神戸であり、智弁和歌山(和歌山県1位)は28日の第3試合で3季連続の甲子園優勝を目指す大阪桐蔭(大阪2位)を5―2で撃破し、来春の選抜大会出場を確実にする4強入りを果たした。17年春の近畿大会から続いていた対大阪桐蔭戦の連敗を5で止め、次は11月3日に明石商業(兵庫1位)と対戦する。市和歌山(県2位)は27日の第3試合で龍谷大平安(京都3位)と対戦し、4―5でサヨナラ負けを喫した。

◇準々決勝

大阪桐蔭 1 0 0 0 0 0 0 1 0 2
智弁和歌山 0 4 1 0 0 0 0 0 X 5

〔大〕新井、中田、髙野―石井〔智〕池田泰、池田陽―東妻▽2塁打=山田(大)池田泰(智)
智弁は1点を追う2回裏、連打と内野ゴロで2死2、3塁とし、8番の池田泰の遊ゴロが内野安打となり同点。綾原の中前適時打、2者連続の押し出しでこの回4点を挙げた。3回は相手の失策に乗じて2死2塁の好機をつくり、池田泰の中越え適時2塁打で1点を加えた。

先発の池田泰は立ち上がりに1点を失うも、スライダーやチェンジアップを低めに集め、フライの山を築いた。8回には2死から1点を与え、2死2塁で4番を迎えたが二ゴロに仕留めた。9回は池田陽が締めた。

8月に髙嶋仁前監督の後を受け継いだばかりの中谷仁監督は「智弁和歌山として、大阪桐蔭に一矢報いたいという気持ちでやってきた」と勝利を喜び、「選手が気持ちを前面に出し、集中して結果を出してくれた。池田泰は逃げずに素晴らしい投球をしてくれた」とたたえた。

好投した池田泰は「大阪桐蔭の打者は振ってくるので変化球を多めに、丁寧に投げることを意識した。落ち着いて投げることができた」と胸を張り、黒川主将は「絶対に勝つつもりだった。次も準備を怠らないようにしたい」と次戦を見据えた。

大阪桐蔭の西谷浩一監督は「1、2点ずつ返そうとしたが思うようにいかず、苦しい展開になった。点差が開いたことで、池田投手に余裕を持って投げさせてしまった」と悔しさをにじませ、4回5失点で降板した先発の新井は「気持ちが空回りし、球が高めに浮いてしまった」と反省を口にし、「智弁和歌山は今までで一番強力な打線で、1球1球考えて投げないといけなかった」と話していた。

宿敵・大阪桐蔭を破り、喜ぶ智弁の選手たち

宿敵・大阪桐蔭を破り、喜ぶ智弁の選手たち


一人ひとりに光をあてる 副文科、内閣相の重責に全力

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この度、10月2日に発足した第4次安倍改造内閣におきまして、文部科学副大臣兼(東京オリンピック・パラリンピック競技大会担当)内閣府副大臣の重責を担わせていただくこととなりました。これまでも教育政策に取り組んでまいりましたが、「国づくり」の要となる「人づくり」を担う省庁であります文部科学省は、特に大事な組織であり、重責に身の引き締まる思いです。「一人も置き去りにしない」。一人ひとりに光をあて、人への投資に全力を尽くしてまいる決意です。また、内閣府副大臣としても任命を受け、「2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会」、「ラグビーワールドカップ2019」をオールジャパンで大成功させられるよう精いっぱい取り組んでまいります。
幼児教育・私立高校・高等教育の「3つの無償化」の確実な実施、給付型奨学金等をはじめとする教育費負担の軽減、誰もが活躍できる「共生社会」実現、リカレント教育の推進、また、大切な命を守る学校の安全・安心を確保するためのブロック塀の倒壊防止対策や熱中症を防ぐエアコン設置などにも力を注ぎます。来年、日本で「ラグビーワールドカップ2019」が開かれ、その翌年には「2020東京オリンピック・パラリンピック競技大会」が続きますが、開催に向けて、これまで取り組んできた多彩な文化芸術の行事を行う「文化プログラム」等のさらなる推進を図り、「日本遺産」「日本博」「beyond2020」「ホストタウン」を活用した地域振興や国内外の観光政策の促進に努めてまいります。
さて、その日本遺産ですが、先週、広川町で開かれた「日本遺産認定記念シンポジウム」で講演をさせていただきました。日本全国をまわっていますと、素晴らしい伝統文化がいろんな地域にあるのに、その地域の方々には身近すぎて認識されていないのが残念という思いから一つひとつの地域に光をあて「日本遺産」を設けてはどうかと、私から提案させていただきました。そしてそこには地方創生を兼ねて予算をつけ、その地域を活性化させていこう。さらに、ストーリー制にして皆さんに知っていただこうと、2015年に始まり、現在67件が認定されています。広川町では1854年に起きた安政南海地震を教訓に、堤防の構築や高台への避難路整備など防災・減災を意識した町づくりが進められ、2015年12月の国連総会で、同地震発生の11月5日が「世界津波の日」に制定されました。こうした歴史のある広川町がことし5月、「防災遺産」としては初めて日本遺産に認定されました。
シンポジウムが開かれる前に、稲むらの火の館や濱口梧陵さんがつくられた広村堤防等々を訪れました。稲むらの火の館では、小学生の子どもたちが「地震の後には津浪が来るぞ! 海には絶対近づくな 海の近くにいる人は高いところへすぐ逃げろ!!」という稲むらの火の歌を歌ってくれたり、地震にちなんだクイズを出してくれたり、素晴らしい取り組みに感動致しました。
明日から2日間にわたり和歌山で開かれる「世界津波の日2018高校生サミットin和歌山~稲むらの火発祥の地で濱口梧陵の精神を共に学ぶ~」には、世界49カ国の高校生が参加されます。この機会を「防災分野における将来のリーダーを育成するとともに、防災意識を世界に広げていく」素晴らしいチャンスととらえて、私も全力で臨んでまいります。

10月31日付

カード詐取し50万円引き出す 80代詐欺被害

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 和歌山東署は29日、和歌山市に住む80代女性が、キャッシュカードをだまし取られる特殊詐欺被害に遭い、口座から50万円を引き出されたと発表した。

 同署によると、26日午後3時ごろ、女性宅に実在する家電量販店の従業員やフクダを名乗る男から電話があり、「スズキマサルという男が来店し、あなた名義のクレジットカードで携帯電話を購入しようとしている」「銀行口座も悪用されており、キャッシュカードが使えないので、近くにいる者に取りに行かせる」などと言われ、暗証番号も聞き出された。通話中の4時30分ごろ、女性宅を男が訪れ、フクダから「その人がヤマモトならキャッシュカードを手渡して」と言われ名前を確認したところ、ヤマモトと名乗ったのでカードを渡し、だまし取られてしまった。

 その後、女性の口座から50万円が引き出されていた。

 ヤマモトを名乗った男は40~50歳くらいで身長は170㌢くらい。中肉で上下黒のスーツを着ていたという。

ことしの人気者集合 小倉かかしコンテスト

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 和歌山市新庄の小倉小学校で28日に開かれた小倉地区文化まつりで、「かかしコンテスト」が開かれ、ユニークなかかしが来場者の目を引いた。

 地域にある社会福祉法人哲人会・小倉園が主催。親しみのある「かかし」で地域を盛り上げようと、ことしで4年目の企画。66団体の87点が並び、地域の各種団体の代表や来場者の人気投票で賞を決めた。

 県警のマスコット「きしゅう君」など、和歌山ならではの作品の他、NHK大河ドラマ「西郷どん」、ことしブレークしたお笑い芸人「ひょっこりはん」、女子テニスの大坂なおみ選手など、世相を表す作品も多数登場。

 ペットボトルや新聞紙などを土台に、廃材を再利用して飾り付けたり、洋服を着せたりして工夫たっぷりに仕上げられ、同小学校6年生の金尾優さん(12)は「どのかかしも、見ていて楽しい。金色に塗られた二宮金次郎が気に入った」と笑顔で話していた。かかしコンテストの結果は次の通り。

 【一般の部】金賞=地域包括支援センター和佐ハルジオン▽銀賞=高積中学校美術部▽銅賞=県立和歌山高校生徒会▽審査員特別賞=図書ボランティア▽大会会長賞=LLCじんべえ▽一般投票賞=和歌浦病院

 【小学生以下の部】金賞=さくら支援学校(5年生)▽銀賞=放課後デイサービスあんず▽銅賞=和佐小学校▽審査員特別賞=こうま保育園▽大会会長賞=チームSiX(小倉小学校)▽一般投票賞=西和佐若竹学級▽努力賞=福島小学校4年1組▽アイデア賞=さくら支援学校▽ユニーク賞=小倉保育園

大坂なおみ選手のかかしも

大坂なおみ選手のかかしも

嫁入り時代行列華やか 青洲まつりに5000人

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 世界で全身麻酔による初めて乳がん摘出手術に成功した医師・華岡青洲を顕彰する「青洲まつり2018」が28日、紀の川市の道の駅「青洲の里」をメイン会場に開かれた。秋晴れの下、華やかな時代行列や多彩なステージイベントが催され、会場は訪れた約5000人の親子連れらでにぎわった。

 時代行列は、青洲の研究を献身的に支えた妻・加恵の嫁入りをテーマにしたもの。江戸時代の時代考証を基にした創作劇で、出演者の公募には毎年、県内外から応募がある。

 ことし夫婦役を務めたのは橋本市の花岡泰資さん(26)と地元紀の川市出身の東亜美(つぐみ)さん(25)。2人は実生活でも婚約しており、入籍を1週間後に控えての出演となった。

 約40人の一行は、結納にあたる「固めの杯」の場面を名手公民館で演じた後、約2㌔の道を長持唄などを歌いながら練り歩き、青洲の里に到着。古式ゆかしい場面を収めようと沿道には写真愛好家らがあふれ、加恵役の白無垢姿に「かわいい」「きれい」と歓声が上がった。

 花岡さんは「緊張しましたが、大役を務めることができ、すがすがしい気持ちです。お互いを支え合って明るい家庭を築きたいです」と話していた。

 会場には、地元食材を使った「うまいもん横丁」、青洲紙芝居が楽しめる「子ども体験村」、乳がん撲滅を目指すピンクリボンのPR、献血コーナーなど多彩なブースが並び、にぎわった。

 近くに住む妹背順二さん(70)は「定年退職後に関東から帰郷した際、祭りが行われていてうれしかった。地域をずっと守ってきてくれた方々に感謝している」と笑顔。実行委員会の坂本康隆副会長は「地域の人や子どもの参加も増えて、にぎやかでうれしい。道の駅『青洲の里』の活用に希望が膨らんでいる」と話していた。

青洲夫妻の華やかな時代行列

青洲夫妻の華やかな時代行列

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