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クレイアニメの表現学ぶ 和大付小でワーク

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和歌山大学教育学部付属小学校(和歌山県和歌山市吹上、今村律子校長)の5・6年複式学級で23日、「ニャッキ!」(NHKEテレ)などを手掛けるアニメーションディレクターの伊藤有壱さんによるクレイアニメーションのワークショップが開かれた。

パナソニック㈱が主催する映像制作支援プログラム「キッド・ウィットネス・ニュース」の一環。児童は和歌山城のPR映像を制作しており、クレイアニメを取り入れようと伊藤さんから技法や仕事について学んだ。

児童は伊藤さんが作ったデモンストレーションを見た後、オリジナルキャラクターを使ったアニメ作りに挑戦。色とりどりの小麦粘土を混ぜたり、伸ばしたりしてさまざまなキャラクターを作った。宇宙を背景にキャラクターを置き、伊藤さん指導の下、約1㌢ずつ粘土を動かしては写真を撮影。最後は粘土を再び伸ばしてつなぎ、ひらがなやアルファベットを表現。写真を連続再生するとキャラクターが動き、文字に変身するアニメができた。

伊藤さんは「みんなに合ったキャラクターができた。楽しそうな宇宙が見える良いアニメーションができていた」と評価。6年生の宮本花那さん(12)は「少ししか移動させていないのに、動画で見ると動いていた。みんなで同じキャラクターを作っても面白いと思った」、楠部寧さん(12)は「撮影した後、どんな映像になっているのか楽しみだった。自分たちの作る映像に使えたら」と話していた。

好きな色の粘土でキャラクター作り

好きな色の粘土でキャラクター作り


転びにくい体づくり 岩出げんき体操を体験

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高齢者の筋力や柔軟性の向上を目指し、和歌山県岩出市が普及を進める「岩出げんき体操」の体験会が23日、金池の総合保健福祉センターで開かれ、65歳以上の市民38人が音楽を聴きながら体を動かし、汗を流した。

体験会は市の主催で、2回目の開催。体操を通じて、転びにくい体づくりや体力の向上、市民同士の交流促進などを図る。この日は、市地域包括支援センター係長で保健師の古谷奏さんが進行役を務めた。

古谷さんは2010年度の国や県のデータから、岩出市の平均寿命と、健康的に自立した生活ができる年数を示す健康寿命の間に男性で1・7年、女性で3・8年の差があることを説明。「健康寿命を延ばし、介護が必要になる期間をできるだけ短くすることが重要」とし、要介護状態につながることが多いとされる脳卒中や認知症、骨折、転倒などの予防には運動が有効と話した。

参加者は体操の前に握力測定や片足立ちなどを行い、身体機能の現状を確認。古谷さんは手と足の筋力は相関関係にあるとし、握力は男性が29㌔、女性は19㌔に満たない場合は足の筋力が低下している可能性が高いと危険性を訴え、目を開けて片足立ちができる時間が5秒以下の場合は転倒しやすい状態になっているとして注意を促した。

岩出げんき体操の体験では、腕を伸ばし手でじゃんけんのグーとパーの形をつくる、足を交互に上げて肘と膝を合わせる、上半身をねじるなどのエクササイズを実践。参加者はスクリーンに示される動きの見本を確認しながら笑顔で軽快な動きを見せた。体験した後は「体が温まり、気持ちよくなった」「椅子に座ってできるのでどこでもできる気がする」「年とともに体力の低下を感じるので、これを毎日の習慣にしたい」などの声が上がっていた。

岩出げんき体操を体験する参加者

岩出げんき体操を体験する参加者

わかやまポンチの向上へ カッティング教室

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和歌山県産ウメやフルーツを生かしたスイーツ「わかやまポンチ」のレベルアップを図るため、県は23日、和歌山市美園町のT―LABOでフルーツカッティング教室を開き、19人の料理人が腕を磨いた。

県ではわかやまポンチを通じて地域社会や経済の活性化に取り組む「わかやまポンチPROJECT」を2009年から実施。教室はわかやまポンチを主体的に提供し、県に登録された店舗から参加者を募り、賛同する㈱新宿高野の森山登美男チーフフルーツクチュリエを講師に招いて開催した。

教室ではまず小型の洋包丁ペティナイフの扱い方を学び、基本となるグレープフルーツやキウイの他、紀の川柿などの果物でカッティング技術を習得。果実にナイフを入れる角度や切り込みを皮に入れる方法、少ない量でも多く見せるテクニックなどを教わった。参加者はナイフの扱いやカットする際の疑問点などを積極的に質問していた。

森山さんは、紀の川柿は皮の色と果実の色が異なることから、「飾り付けに適し、ハロウィーンにぴったり」と絶賛していた。

フルーツをカットする参加者

フルーツをカットする参加者

キャッシュレス化推進を 商議所が予算要望

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和歌山商工会議所(片山博臣会頭)は23日、和歌山市に2019年度の中小企業対策や産業振興の予算編成に関する要望書を提出した。

片山会頭をはじめ13部会と女性会の委員長ら11人が市役所を訪問。各部会の要望をまとめた要望書を尾花正啓市長に手渡し、各部会が報告した。

片山会頭は「キャッシュレス化への環境整備や中小企業の経営改善に向けて支援をしていきたい」とあいさつ。尾花市長は「商工まつりも盛況で、親子連れの参加が多かったのは良かった。人口減少は止まらないが、子育て世代の流出抑制に勢いをつけていかなくては」と述べた。

要望は、キャッシュレス化促進の環境整備、西浜工業団地に津波から一時的に避難できるタワーの設置、市内で学び就職する学生のための専門学校支援、排出水の色等規制条例の規制数値緩和など14部会で合わせて36件。外国人観光客らに向けた災害時の防災メールや緊急速報の多言語化、台風21号で倒れた和歌山港のクレーンの復旧状況など、ことし起こった災害を踏まえた意見交換も行われた。

要望書を手に片山会頭㊨と尾花市長

要望書を手に片山会頭㊨と尾花市長

地域への献身に感謝 和市退任自治会長表彰

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和歌山県和歌山市の地域住民の福祉の向上や自治会運営に尽力し、2017年度に退任した自治会長への感謝状の贈呈式が23日、市消防局であり、尾花正啓市長が出席した53人を表彰した。

単位自治会、連合自治会の会長を2年以上務めた人が対象で、今回の感謝状贈呈者は225人。式で尾花正啓市長は「強い責任感と熱意で地域のリーダー役としてご活躍され、皆さま方の献身的な活動に心から敬意を表させていただきます。今後も引き続きご助言いただき、地域を支えていただければ」とあいさつ。

市議会の松井紀博議長や、市自治会連絡協議会の石井太郎会長も祝辞し、労をねぎらった。

広瀬地区連合自治会長を13年、同地区第18区自治会長を34年間務めた吉岡穂積さん(84)は「地域のことに目配りし、常に自転車で見回っていました。みんなが協力してくれたので続けられ、あっという間の34年。いろんな方との出会いが楽しく、大きな宝になりました」と話していた。

感謝状を受けたのは次の皆さん。

【退任連合自治会長】吉岡穂積(広瀬地区連合)

【退任単位自治会長】《10年以上の部》吉岡穂積(広瀬地区第18区)▽(故)冨田信夫(砂山地区第13区)▽鈴木清(和歌浦地区鶴立島南部)▽安田功(名草地区内原東)▽島本熊三郎(雄湊地区第13区)▽山本雅規(砂山地区金龍寺丁)▽藤本忠昭(野崎地区淀屋)▽松本五十雄(西和佐地区八軒家西)▽山本和夫(砂山地区湊御殿中部)▽西住忠城(野崎地区島橋西ノ丁)▽小淵定美(名草地区紀三井寺団地4区)

《3年~10年の部》植野雅之(木本地区木ノ本北)▽北畑修治(和歌浦地区中通)▽(故)佐谷勉(高松地区第19区)▽前北順二(四箇郷地区東有本第三)▽大成典子(有功地区紀の川台)▽高野義博(名草地区紀三井寺団地2区)▽鈴木勲(三田地区北田尻)▽刈山年春(宮前地区第16区)▽吉村文孝(安原地区吉原)▽岡本好夫(小倉地区木工西)▽北勝之(高松地区第4区)▽田浦行敏(貴志地区栄谷団地)▽辻明夫(名草地区布引北)

《2年の部》島幸一(本町地区第7区)▽吉田敏朗(城北地区第24区)▽藤﨑孝夫(広瀬地区第7区)▽宇治徹(吹上地区第5区)▽角範崇(宮地区第2区)▽小澤坦(四箇郷地区松島第二)▽亀井正夫(四箇郷地区松原)▽北島良昭(野崎地区北島南ノ丁)▽宇治健造(西和佐地区梶中1区)▽井辺清隆(岡崎地区井辺)▽坂東正(西脇地区第30区)▽上野山健三(安原地区広原)▽橋本道弘(安原地区冬野)▽小久保浩千(安原地区岡崎駅前)▽栗栖道典(有功地区六十谷第2)▽辻本尚(有功地区六十谷第4)▽▽石関壽一(有功地区六十谷第5)▽石田等(有功地区六十谷第9)▽坂口光正(直川地区堂村第一)▽田村洋一(直川地区大小路)▽杉野康之亮(直川地区西端)▽(故)平松和生(川永地区川辺第二)▽福谷忠夫(川永地区宇田森)▽中畔克己(小倉地区下三毛)▽緒方満雄(加太地区坂田)▽幸前昇二(加太地区新町)▽藤平茂(山口地区里一)▽嶋本勝成(山口地区里四)▽南方忠(名草地区紀三井寺団地3区)

尾花市長から感謝状を受け取る吉岡さん

尾花市長から感謝状を受け取る吉岡さん

堺ブレイザーズ広報・西野祐司さん

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真保監督の下、新たな戦いに挑む『堺ブレイザーズ』。山口新キャプテン、開智高出身のセッター佐川選手をはじめ、攻守にわたってパワーアップしたチームは見所満載!10月27日のVリーグ初戦では、パークアリーナ小牧(愛知)でジェイテクトと対戦する。

1月26日には、お待ちかねの和歌山市(県立体育館)で東レと激突。ファイナルを目指す鉄人たちのファイトは見逃せない。

10月26日付

小学校で現金窃盗 紀の川市の教諭懲戒免職

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和歌山県紀の川市内の小学校でロッカーに保管していた現金を繰り返し盗んだとして、県教育委員会は24日、同校の男性教諭(26)を懲戒免職とし、公金などの管理が不十分だったとして校長(56)を減給10分の1、1カ月の懲戒処分とした。

同日、県教委学校人事課が県庁で記者会見し、陳謝。発表によると、男性教諭は夏休み中の8月26日、職員室の教頭の机の引き出しから無断で鍵を取り出し、職員室に隣接する印刷室のロッカーの中から、保護者から集めた共済制度の掛け金のうち7万円を抜き取った。翌日、別の教諭が金融機関に掛け金を入金するため確認した際、現金の不足に気付き、校長に報告した。校長が事情を聞いたところ、男性教諭は盗んだことを認め、さらに7月31日にも、同じロッカーに保管していた教職員の親睦会費から2万4000円を盗んだことを話した。

男性教諭はパチンコなどで100万円を超える借金があり、借金返済に充てるために窃盗におよんだとみられる。

県教委の事情聴取に対し、男性教諭は「子どもや保護者、地域の方や同僚を裏切ってしまい、申し訳ない気持ちでいっぱい」と話しているという。


菊花で彩る和歌山城 秋恒例の第62回展示会

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第62回和歌山公園菊花展が和歌山市の同公園表坂登り口で開かれている。和歌山菊の会が主催し、今回も大菊や小さい花が咲く盆栽菊など会員が育てた約350鉢の菊を展示している。11月18日まで。

開会式では同会の松本貞会長が「ことしは猛暑と台風が続き、菊づくりも大変だった。一鉢一鉢を丹精込めて育てた皆さんのおかげで開催できた。1カ月間市民に見てもらえるのはうれしい」とあいさつ。尾花正啓市長は「菊花展は秋を感じる風物詩の一つ。市民や観光客など多くの人を楽しませてもらいたい」と話した。

大菊はすでに咲き始め、盆栽菊はまだつぼみの状態で、松本会長によると、審査日の11月上旬に見頃になりそう。

期間中、11月1日から6日まで菊づくり相談会(午後1~4時)、3日午前8時から即売会を実施する。12月6日に三沢町の中央コミュニティセンターで表彰式が行われる。

これから見頃になる菊の花

これから見頃になる菊の花

社会奉仕の高齢者、老人クラブを表彰 和市

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老人クラブの発展や社会奉仕活動に功績のある高齢者を表彰する和歌山市の高齢者保健福祉振興大会が20日、八番丁の消防局多目的ホールで開かれた。同市と市老人クラブ連合会が主催し、ことしは71人と5クラブが表彰を受けた。

表彰では、80歳以上で健康を保ちながらスポーツや社会奉仕活動に参加し他の模範となる「市長表彰」をはじめクラブの発展に寄与した老人クラブの理事や会長、長年活動するクラブを表彰する各賞が贈られた。

受賞されたのは次の皆さん。

【市長表彰】瀧本静子(有功)▽丸山昭子(有功)▽桑原洋子(高松)▽平井秋一(高松)▽福嶋文代(高松)▽阪上好生(新南)▽花田紀夫(雄湊)▽山田昭治

【市長感謝状】木本宏(木本)▽井上敏夫(木本)▽赤羽次男(西脇)▽浅井清史(野崎)▽岡鈴代(有功)▽結城博夫(紀伊)▽高瀬充弘(紀伊)▽小栗鈴代(西和佐)▽土居裕明(小倉)▽元山好哉(四箇郷)▽明楽君子(同)▽石川弘(同)▽林秀子(同)▽山下啓三(安原)▽塚本時次(同)▽宮本秀美(宮北)▽井上紀子(宮)▽原美登里(和歌浦)▽嶋本嘉夫(雑賀)▽櫛田耕作(同)▽福田和博(砂山)▽北口勲(同)▽新家章男(雄湊)▽中宗代(大新)▽橋本郁代(新南)▽武本英子(中之島)▽上久夫(宮前)

【市老人クラブ連合会会長表彰】〈理事功労〉金田章(吹上)▽山田喜未代(本町)▽鈴木寛(新南)

〈退任理事〉井上敏夫(木本)▽山口定雄(貴志)▽井邊徹(岡崎)▽宮田剛(宮北)▽山崎克爾(大新)

〈単位老人クラブ会長〉土橋庸助(楠見)▽小林勇(山口)▽雨積康雄(小倉)▽武内博文(三田)▽角田義美(東山東)▽橋本正治(和歌浦)▽大橋和子(雑賀)

〈単位老人クラブ功労者〉黒田隆吉(松江)▽和田弘治(湊)▽和田玲子(同)▽福永良子(貴志)▽中ウメ子(同)▽渡海健(楠見)▽土井繁子(同)▽田村カエ子(有功)▽庄司純一(紀伊)▽中垣好弘(川永)▽瀧本緑(山口)▽藤田晴三(同)▽臼井光子(西和佐)▽土橋佳代(三田)▽山口宗次(安原)▽田村紀代子(岡崎)▽木本美智子(東山東)▽西野美佐子(宮前)▽田中比芙美(中之島)▽田村道子(広瀬)▽板坂裕子(同)

〈優良老人クラブ〉紀伊団地悠々クラブ(紀伊)▽南大橋楽寿会(小倉)▽三和会(安原)▽若草シニアクラブ(宮前)▽広瀬第5広寿会(広瀬)

表彰された皆さん(市提供)

表彰された皆さん(市提供)

正社員化の取り組み支援 社労士の相談窓口

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和歌山県は24日、非正規従業員の正社員化に取り組む企業からの相談を受け付ける「県正社員化総合相談窓口」を、和歌山市本町のWajima本町ビル3階(県再就職支援センター内)に開設した。県社会保険労務士会(清水義隆会長)が業務委託を受け、来年3月31日まで設置される。

総務省の就業構造基本調査(2017年)によると、県内の非正規雇用者数は14万1400人、非正規率は全国平均38・2%を上回る39・3%で全国15位となっている。

開設された相談窓口では、社会保険労務士の資格を持つ相談員が、非正規従業員の正社員化に向け、労働時間や賃金などの就業規則改正や活用できる助成金などについて、個別の相談、訪問などを通じて企業側に助言する。

清水会長は「和歌山県は非正規労働者の割合が高い。相談窓口の設置によって、地域の中小企業が相談しやすい環境をつくっていきたい。気軽に相談してください」と呼び掛けている。

受け付け時間は午前10時~午後5時。火土日曜、祝日、12月29日~1月3日は休み。問い合わせは「℡073・488・3445」。

11月5、12日の午後1時半から、同市北出島の県勤労福祉会館で県主催の企業向けセミナーが開かれる。正社員化の事例や法規制の現状、助成金の活用などを紹介する。終了後に個別相談会もある。

セミナーの問い合わせは県労働政策課(℡073・441・2790)。

非正規従業員の正社員化について相談が受けられる

非正規従業員の正社員化について相談が受けられる

男の子育ての魅力 イコール会議5周年講演

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多様な分野の女性が集まり、和歌山を元気にしようと活動している「和歌山イコール会議」(松原敏美代表)の設立5周年記念特別事業「~いいこといっぱい!!魅力がいっぱい!!~男の子育てのヒミツ?」が11月11日午後1時半から4時まで、和歌山県和歌山市美園町の県JA会館11階で開かれる。男性の家事・育児参加に関する講演やトークセッション、活動報告などがある。

同会議は「地域づくり」「防災」「働き方」「子育て・介護環境」「暴力防止」「多様な生き方応援」の6部会があり、女性を取り巻く問題の解決を目指し、活動している。

今回の記念事業は男性の家事・子育て参加がテーマ。国の社会生活基本調査(2016年)によると、6歳未満の子を持つ夫の一日当たりの家事関連時間は、全国平均83分に対し県はワースト1位の57分という現状がある。家事関連時間のうち育児時間については、県は34分で全国36位。11年の前回調査のワースト1位からは脱却したものの、依然として全国平均49分を大きく下回っている。

イコール会議事務局によると、この現状を少しでも変えようと今回のテーマを設定。男性に「育児に参加して」と叫んでも効果は少ないと考え、子育て参加のメリットを伝える機会にしようと、講演やトークのキャストは全て男性とし、本音で話し合える場を目指している。

プログラムは、松原代表の開会あいさつ、イコール会議会員の活動報告などに続き、1時50分から内閣府子ども・子育て本部参事官補佐(少子化対策担当)の手島誠さんによる講演「少子化の現状と男性の家事・育児参画について」。2時10分から基調講演として、県出身で東京学芸大学副学長の松田恵示さんが「子どもの遊びから考える男の子育て」のテーマで話す。3時からの「トーク&トーク」は、松田さんをコーディネーターに、木下幾晴さん(南和歌山医療センター医師)、三木保人さん(三木理研工業㈱取締役)、宮崎久さん(和歌山市子ども未来部長)の3人が、子育てに関わって良かったこと(ハッピーライフ)や働き方などについて語り合う。

また、イコール会議が作成している働く女性応援リーフレット「おせっかい先輩からのおせっかいアドバイス」のシリーズ第3弾が完成し、記念事業の日から配布される。

子育て編、介護編に続き、今回は「保活編」。働く女性が初めて子どもを預けるときに悩むことがないように、支援制度や機関の紹介、アドバイスなどを掲載している。

記念事業の参加申し込みは、メールか電話、ファクスで名前と電話番号、一時保育(1歳~未就学児)希望の場合は子どもの名前と年齢も併せてイコール会議(wec_1201@yahoo.co.jp、℡090・8481・0553、FAX073・487・3229)に連絡する。11月5日締め切り。問い合わせも同じ。

11日から配布されるリーフレット

11日から配布されるリーフレット

IRの効果と影響 経済、観光考えるシンポ

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カジノを含む統合型リゾート(IR)のシンポジウムが24日、和歌山県和歌山市のダイワロイネットホテル和歌山で開かれた。行政関係者や中小企業、IR関連会社から約350人が参加し、IRによる地域経済への影響や観光振興などについて考えた。

和歌山IR推進協議会や県、和歌山商工会議所が主催。地域の特性を生かしたIRの有用性や必要性を発信し、誘致の機運を高めることを目的に開かれた。

シンポジウムでは仁坂吉伸知事がモデレーターを務め、HOTEL SEAMORE(㈱白浜館代表取締役会長)の北村尚武さんとモヒガンゲーミング&エンターテイメントのクリストファー・ジョーンズさん、精神科医の西村直之さん、EYJapan統合型リゾート(IR)支援オフィスサブリーダーの渡邉真砂世さんの4人をパネリストに招いた。

県の投資意向調査を支援している渡邊さんは、2800億円弱の投資を初期に行った大規模なリゾート施設であればカジノが収益性を下支えすると分析。「一過性ではなく長い期間の経済効果が期待できることは大きい。県としての試算、事業者の意見の双方から検討した結果をまとめており、説得力がある」と評価した。

ホテルの事業再生などを手掛ける北村さんは、IRが進むことでイベント型や体験型のアクティビティーが急加速で普及すると想定。周辺で観光事業を行う目線に立ち「質の高いおもてなしが求められる時代。質の向上を図っていくリーダーとしてのポジションを担うだろう」と考えを述べ、「暮らすように過ごせるIRを検討すべき」と訴えた。

IRの導入でまちの変化を目の当たりにしてきたというジョーンズさんは「前向きな、プラスな側面が和歌山にも見て取れる」と分析。和歌山の気候や地の利を特長に挙げ「ここを起点に、われわれのビジネスを広げていく可能性にあふれている」と興味を示した。

一方で、西村さんは懸念されるギャンブル等依存症対策について言及。薬物やアルコールなどの依存問題も他国に比べると対策予算や人員が貧弱だとし、「その中でギャンブル対策に動き出すこと自体、大きなプロジェクトだ」と述べた。さらにギャンブル等依存症は地域の変化で新たに起こるリスクの象徴にすぎず、「負のリスクを最小限にできるかは別の問題として考えるべき」と説明。仮に対策できるという前提で話を進め、エビデンスに基づいた費用対効果の高い対策を立て、県民が納得できるプランニングを提案するよう促した。

この他、GT東京法律事務所代表パートナー弁護士の石川耕治さんが「IRが和歌山にもたらすもの」と題して講演。仁坂知事が県IR基本構想の改訂についてプレゼンテーションした。

地域経済への影響や課題などを議論したパネルディスカッション

地域経済への影響や課題などを議論したパネルディスカッション

10月27日付

事故隠避と盗撮、暴行 警官2人を懲戒処分

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和歌山県警は25日、交通事故を隠避した和歌山北署の男性巡査(28)を戒告、大阪市内で盗撮と暴行事件を起こした県警察学校の男性巡査(22)を停職1カ月の懲戒処分とした。

県警監察課によると、和歌山北署の男性巡査は8月30日、和歌山市松江で発生した交通事故で、事故を起こした知人から「誰にも言わんといて」と依頼を受け、9月1日までに申告せず、隠避していた。男性巡査は「二度と同じことはしない。警察官として自覚を持った行動をする」と話しているという。

県警察学校の男性巡査は9月9日、大阪市内で通行中の女性の下着などを盗撮した上、盗撮行為を目撃した男性に暴行を加え、けがをさせた。男性巡査は「警察官である前に人として当然してはいけないことをしてしまい、被害者をはじめ県民の皆さまに多大なる迷惑を掛けてしまった」と話しているといい、処分を受けた25日付で依願退職した。

徳田太志首席監察官は「今後、より一層職員に対する職務倫理に関する指導を徹底し、再発防止を図るとともに、県民の皆さまの信頼回復に努める」とコメントしている。

また、9月14日に和歌山市内で安倍晋三首相らを警護中、警察車両から拳銃を落として一時紛失した機動隊の20代の男性巡査については、機動隊長が業務指導を行い、懲戒処分とはしなかった。


ポスター掲示板など設置 知事選の告示迫る

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11月8日公示、25日投開票の知事選に向け、和歌山市選挙管理委員会は26日、立候補者のポスター掲示板の設置を開始した。

掲示板は縦90㌢、横180㌢で、来月6日までに市内590カ所に設置する。26日午前、市役所前の和歌山城西の丸広場で取り付け作業が行われ、掲示板とともに投票日を記した啓発用看板(縦180㌢、横11㍍)も設置された。

市選管はこの他、JR和歌山駅やイオンモール和歌山などで期間中の街頭啓発を予定しており、有権者に投票参加を促す。同選管は「投票日に行けない場合は期日前を利用してもらうなど、棄権することのないよう呼び掛けていきたい」と話している。

設置された知事選の啓発看板

設置された知事選の啓発看板

松江地区の変遷伝える 新たな郷土史を発刊

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和歌山県和歌山市松江地区の住民らで構成される「新『松江の今昔』郷土史編集部」の22人が、同地区の郷土史をまとめた『新「松江の今昔」郷土史』を発刊した。同編集部のメンバーで同地区連合自治会の川崎敏弘会長は「この本には松江地区の歴史が詰まっている。これを読んでいただき、松江を感じてもらえればうれしい」と話す。

同書は1980年に同地区在住の教員だった川崎正夫さんが記した『松江の今昔』と『松江の今昔公害編』に加え、同年以降の地区の変遷をまとめたもの。同編集部は「松江地区を後世に残していきたい」との思いから2014年に発足し、翌15年から資料収集などを精力的に進めてきた。

子どもの安全を守る活動を行う「松江地区お帰りパトロール隊」の活動や住民憩いの盆踊り大会、地区の公共施設、福祉施設の紹介、松江地区と切っても切れない関係の住友金属(現・新日鐵住金)和歌山製鉄所の約40年の動向などが図や表などを使い詳細に記されている。280年前に描かれた松江の風景も収録されている。

同書は223㌻で1000円(税込み)、地区内の各施設に置かれている他、松江連絡所で購入することができる。問い合わせは同連絡所(℡073・455・0022)。

『新「松江の今昔」郷土史』をまとめた編集部の皆さん

『新「松江の今昔」郷土史』をまとめた編集部の皆さん

自分の能力諦めないで メダリスト有森さん

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バルセロナ、アトランタ五輪女子マラソンメダリストの有森裕子さん(51)を迎えた講演会が25日、和歌山県和歌山市友田町のホテルグランヴィア和歌山で開かれた。有森さんは「夢はかなう~あきらめない心を持って~」を演題に「思い一つで人生は変えていける。大人が諦めずに能力を信じ、その姿を子どもたちにも示してもらえれば」とメッセージを送った。

きのくに信用金庫が25周年特別講演会として企画し、約600人が来場した。

有森さんは小学生の頃、ある体育の先生との出会いをきっかけに視野が広がったことを紹介。「一つ、何でもいいから頑張り続けられるものがあればいい」とアドバイスを受け、努力していると周りが応援してくれ、それによって自分のパフォーマンスも向上すること、さらにそれを見た人も喜んでくれるといった連鎖が生まれることに気付いたという。

中学校の運動会では、誰も出たがらない800㍍走に、チャンスだと思って出場。練習を重ねて優勝したエピソードを披露した。

陸上部に入ったのは高校から。強豪校で門前払いを受けたが、粘り強く顧問にアピールしたことで仮入部が認められるも、駅伝は3年間補欠。恩師の言葉を胸に、自分を奮い立たせて日体大に進学し、実業団へ。

インターハイも国体も出場経験がなく、全くの無名選手だったが熱い思いを伝え、当時苦境にあったリクルートの小出義雄監督(当時)に「立派な肩書きを持ってる、いないは関係ない。大事なのは、やる気をどれだけ持っているか」と言わしめ、入社に至るまでを振り返った。

有森さんはマラソンの声援を例に「応援されるということは、あなたがそこに存在して、一生懸命頑張っているという最たる証し」とスポーツの魅力を語り、「応援される人だけでなく、応援する人も、自分の言葉を受けて前に進む人の姿に存在意義を感じる。この両者に最高のエネルギーを生めるのがスポーツ」と力説。「パフォーマンスする人だけでは意味がない。ぜひ、皆さんもどんな現場でも周囲の人を応援してほしい」と話した。

「応援されるのは、自分の存在意義が感じられる瞬間」と有森さん

「応援されるのは、自分の存在意義が感じられる瞬間」と有森さん

150㌔超の本格派 東妻はロッテ2位指名

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智弁からはOBの日本体育大学4年、東妻勇輔投手も千葉ロッテマリーンズの2位指名を受けた。(写真は同大提供)

東妻投手は和歌山市出身で、紀伊中から智弁に進み、2014年の選抜大会に出場。日体大進学後は、150㌔台のストレートを武器に、埼玉西武ライオンズから1位指名を受けた松本航投手と共に二枚看板として活躍し、昨秋の明治神宮大会では日体大の37年ぶりのリーグ優勝に貢献した。

智弁2年で弟の東妻純平選手は「野球に関していつもポジティブなところを尊敬している。兄は一番の目標にしている選手なので指名されてうれしい。豪快な投球で活躍してほしい」とエールを送っていた。

東妻投手

東妻投手

夢は三冠王 智弁の林ドラフト広島3位指名

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2018年プロ野球新人選手選択会議(ドラフト)が25日、東京都内のホテルで開かれ、和歌山県関係選手では智弁和歌山高校3年の林晃汰内野手が広島東洋カープから3位、同校出身で日本体育大学4年の東妻勇輔投手が千葉ロッテマリーンズから2位、御坊市出身でトヨタ自動車の富山凌雅投手がオリックスバファローズから4位で指名を受けた。林選手は和歌山市の同校で記者会見し、「どの方向にも本塁打を打てるのが自分の良さ。将来は三冠王を獲りたい」と活躍を誓った。

林選手は岩出市出身の17歳。小学1年から野球を始め、岩出中時代は硬式野球の「紀州ボーイズ」で捕手や三塁手として活躍。高校では通算49本塁打を放ち、左の強打者として2年夏から3季連続で甲子園に出場し、今春の選抜大会準優勝に大きく貢献した。182㌢、88㌔。右投げ左打ち。

記者会見には中谷仁監督や髙嶋仁名誉監督と共に臨み、「ほっとしている。3巡目でかかるとは思っていなかった」と上位指名に笑顔。目標とする選手に横浜DeNAの筒香嘉智、福岡ソフトバンクの柳田悠岐両外野手を挙げ、「自分のスイングをしっかりできる選手に憧れがある。将来は三冠王を獲りたい」と意気込み、プロで対戦したい選手には、「小学校のころから憧れていた」という同校OBで中日ドラゴンズの岡田俊哉投手を挙げた。

セ・リーグ3連覇中のカープや広島県の印象は「若い選手も多く、勢いのあるチームだと思っている。熱狂的なファンの方の期待に応えられる選手になりたい。広島に行ったことはないが、食べ物がおいしそう」と話した。

阪神や楽天でプレーした元プロの中谷監督は「ここがスタート。目標を持って努力する姿勢を大切にしてほしい」と話し、「プロでの失敗談もいっぱい持っている。これから時間をかけてアドバイスしていきたい。春季キャンプの初日に強烈な印象を残し、来シーズン中にプロ第1号の本塁打を打つよう言っている」と期待。髙嶋名誉監督は「入ってきた時からプロに行くだろうと思っていた。広島は練習もハード。林も練習は好きな方なので、良い球団に入ったと思う。人の2倍、3倍と練習し、がむしゃらに競争してほしい」とエールを送った。

会見後、林選手は3年生の野球部員が待つグラウンドで指名を報告。大きな拍手と歓声が起こり、林選手の体は仲間たちの手で何度も宙を舞った。

エースとして共にチームの躍進を支えた平田龍輝投手は、練習で林選手と対戦した時のことを振り返り、「どの方向にも長打を打たれ、すごいと思った」と話し、「僕も大学で頑張り、4年後にプロの世界で勝負したい」とライバル心を披露。捕手としてマスク越しに林選手を見つめてきた目代康悟選手は「どんなコースのボールにもバットがついてくる。身近な仲間からプロ野球選手が出たのはうれしい。ずっと応援したい。自分も大学、社会人で力をつけ、将来はプロに行きたい」と力強く話していた。

指導を受けた中谷監督㊨、髙嶋名誉監督と握手する林選手

指導を受けた中谷監督㊨、髙嶋名誉監督と握手する林選手

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