10㌔の木箱も楽々
海南市のJAながみねしもつ営農生活センターで9日、「みかん展示会」が開かれ、和歌山大学システム工学部光メカトロニクス学科の八木栄一教授が「農業用パワーアシストスーツ」を紹介した。
アシストスーツは▽コンテナの持ち上げ▽中腰での作業▽急な上り坂や一輪車を押す歩行――を支援。装着者の動作意図を推定して約10㌔分の動作アシストが可能で、少子高齢化による労働人口の減少や腰痛の対策として期待されている。
展示会には柑橘農家ら約110人が参加。実演や体験では約10㌔あるミカンの木箱が楽々と持ち上がり、参加者の関心を集めていた。