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和歌山の食・観光をPR 東京で「ふるさと祭り」

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 全国各地の特産の味や祭りが一堂に会する「ふるさと祭り東京2014」(実行委主催)が10日から19日まで東京ドームで開催中。県ブース「わかやま紀州館」では初出展となる㈱黒潮市場をはじめ10企業・団体がブース出展している。12日は「ふるさとステージ」で仁坂吉伸知事らがトップセールスを行い、生マグロの解体ショーで観客を魅了。県産食材や観光を全国から集まった大勢にPRした。

 イベントは「日本のまつり・故郷の味」をテーマに6回目。今回は過去最長の10日間(前年9日間)で、来場者数は40万人(同38万人)を見込んでいる。会場には47都道府県約320のブースが並び、来場者を呼び込む威勢のいい声があちらこちらで響いている。また、伝統の祭りなど大迫力のステージもあり、連日にぎわいを見せている。

 

仁坂知事が県の食と観光をPR、きいちゃんも応援に駆け付けた

 12日は約5万8000人が来場。県はステージ上で約30分間にわたり、地元の食や観光自慢を行った。

 仁坂知事は「和歌山は海、山があり、おいしい食べ物がいっぱいある」とし、梅、ミカン、柿、桃などの果樹大国であることや、県産食品に含まれる美容・健康などへの機能性を伝えた。また「和食」がユネスコ世界無形文化遺産に登録されたことにふれ、湯浅町発祥の「しょうゆ」をテーマに町商工会の谷中敬治事務局長と掛け合い。「しょうゆといえば、やはり刺し身」「生マグロの水揚げが日本一」とPRし、黒潮市場のまぐろ解体師、和泉圭紀さんが重さ約40㌔の串本産生マグロを抱えて登場すると、客席から歓声が起こった。和泉さんは「よいしょっ」の掛け声とともに手際良くマグロをさばき、カマ、中トロ、大トロを次々と高く持ち上げて披露。

「最高のマグロを最高のしょうゆで食べてもらいたい」と力を込めると、観客から大きな拍手が贈られた。

 仁坂知事は「おいしい和歌山をブースに集めた。ぜひ味わって帰ってもらい、和歌山県にも足を運んでもらいたい」と呼び掛けた。その後、来場者にマグロが振る舞われた。


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