5日和歌山電鐵貴志駅で開かれた「たま駅長就任7周年記念式典」には、県内外から約300人のファンや観光客が集まり、たまのウルトラ駅長昇進、ニタマのスーパー駅長昇進を祝った。
貴志川線を使い貴志駅を訪れる人々に対しおもてなしをしようと、会場にはそろいの黄色のジャンバーを着た「貴志川線の未来を〝つくる〟会」(濵口晃夫代表)の有志も集まり、来訪者から寄せられる質問への対応や写真撮影に協力。式典終了後は貴志駅ホームから和歌山方面行き列車の乗客に向け笑顔で手を振るなど、積極的なおもてなしを行った。
「貴志川線の未来を〝つくる〟会」は貴志川線の永続を目指し、沿線住民が中心となり活動する市民グループ。「貴志川線にもっと、ずっと乗ってほしい」という思いを込め、県観光振興課が募集する「わかやまおもてなし宣言」に登録。あらかじめ県が指定する「笑顔であいさつします」「積極的に声をかけて旅のお手伝いをします」に加え、「電車に手を振ります」を登録。同時に和歌山電鐵も「旅の思い出づくりに記念撮影のお手伝いをします」を登録。同会と一緒に乗客へのおもてなしを実践している。
県観光振興課によると、わかやまおもてなし宣言の登録者は昨年末で1万人を超えた。担当者は「さらなるおもてなしの輪を広げたい」と話す。詳しい情報は県のウェブサイトから入手できる。
また、同会と同社の活動は、15日午後6時から放送の「@あっと! テレわかNEWSスタイル(テレビ和歌山)」でも紹介される予定。
(次田尚弘/和歌山)