各地のえびす神社で9日、商売人らが一年の商売繁盛などを願う3日間の「えべっさん」に突入した。
毎年10万人近くが訪れる和歌山市吉田の東の宮恵美須神社(総本宮・島根県美保神社)でも、宵戎に朝から多くの人が訪れ、にぎわった。神社周辺の路地には、各種屋台も数多く出店され、大祭の雰囲気を盛り上げていた。販売所では、気前よく福笹(ふくざさ)や熊手など縁起物を購入する参拝者の姿が見られた。
訪れた同市坂田の会社員、塩崎有香さん(49)は「商売繁盛とともに、ことしはうまくいくように願いました」と話していた。