東日本大震災で被災した人たちを元気づけようと、和歌山市などで青年団活動をしている有志4人が28、29日、宮城県石巻市などにミカン100箱(1㌧)を届けた。
ミカンは県青少年育成協会、日本BBS連盟、和歌山市BBS会、市青年団体協議会、海友会、県観光連盟、和歌山YMCAなどが提供した。訪問はことしで3回目。
28日は、福島市青年団体3人も合流。石巻市の上釜会館で「パンダ大集合! みかん狩り運動会」を開き、子どもからお年寄りまで約80人がパンダのお面をかぶって「反復みかん運び」や「巨大わなげ」などのゲームを楽しんだ。
また、参加者らは、ミカンを口に頬張り、「甘くておいしい」と笑顔を見せていた。メンバーの高垣晴夫さん(51)は「震災のことを和歌山の人たちに忘れてほしくない。和歌山も大水害で被災し、互いに復興に向かってさらに飛躍していかなければならないとき。被災地の人たちには、ミカンパワーで元気になってもらいたい」と話していた。
29日は、陸前高田市、大船渡市を訪れた。