年末年始を迎える障害児者に新鮮な食材を届けようと、和歌山市青果仲卸業協同組合は18日、野菜や果物、餅などを、和歌山市と海南市の障害福祉関係施設15カ所に寄贈した。昭和59年から毎年行っており、ことしで30回目を迎えた。
今回は、ダイコンやハクサイ、サツマイモ、ミカン、バナナ、切り餅など10種類、合計208箱分の食材を寄贈した。同組合青年部(岡崎圭亮部長)の12人が同日朝からトラックに積み込み、市場を出発。5施設には直接訪問し、10施設分は寄贈を仲介する県庁に運んだ。
県庁では、同部員と県職員が手分けして食材の箱をトラックから降ろし、各施設のスタッフが引き取りに訪れた。
岡崎部長は「ことしは野菜が高い。皆さんのお役に立てればと思う。この取り組みはこれからも続けていきたい」。県障害福祉課は「施設の方が喜んでいる。毎年続けていただいて大変ありがたい」と話していた。